【 薬物乱用ビデオ教材と関連書籍 】      赤城高原ホスピタル

(改訂 02/12/04)


[はじめに] 中高生、若年者向けのビデオ教材を以下3部ご紹介します。いずれも赤城高原ホスピタルが取材に協力しています。
  ★ [破滅! 薬物乱用の恐怖] (一橋ビデオシリーズV-544) 監修:水谷修 
  ★ [薬物に奪われた青春−薬物乱用防止教育ビデオ] 東映企画制作
  ★ [狂気の構図−覚せい剤乱用防止教育ビデオ] 全防連企画制作



★ [破滅! 薬物乱用の恐怖] (一橋ビデオシリーズV-544) 監修:水谷修  

 企画・・・一橋出版株式会社製作、制作・・・株式会社クルーズ・コミュニケーションズ、
協力・・・赤城高原ホスピタル、関東信越厚生局麻薬取締部 

学校教育、健康・保健衛生ビデオ。(中高生向き) 2001年4月発売。 

薬物依存症患者へのインタビュー、薬物がやめられない理由、乱用治療の難しさ、薬物のイメージの変化、中高生がねらわれる理由、水谷先生の夜まわり、薬物は壊すもの、依存症者の行き着く先、薬物乱用は伝染病(?) 薬物は人間を3回殺す。

(2001年製作、20分ビデオ1本が18000+税金)。 

関連サイトリンク → 一橋出版株式会社(http://www.hitotsubashi-shuppan.co.jp/)
(一橋ビデオシリーズV-544)の解説ページは(2001/3/21現在)まだできていません。




★ [薬物に奪われた青春−薬物乱用防止教育ビデオ]
薬物に奪われた青春
東映企画製作、学校教育、健康・保健衛生ビデオ。(中高生向き)2000年5月発売。 
企画・制作・・・東映株式会社 教育映像部、プロデューサー ・・・中鉢 裕幸 脚本・監督・・・大熊 照夫 撮影・・・松丸 武彦

 ビデオでは冒頭に、専門家の解説があります。「マスコミなんかでは、よく、好奇心から、あるいは面白半分に薬物に手を出して、どんどんはまっていくというような論調で言われたりするんですが、私たち治療者の目から見ると、薬物乱用や依存症になる方というのは、もともとその前から、心の傷を負っているのです。その傷というのは、・・・・・」。 このドキュメンタリー・フィルムでは、3人の少女の傷ついた心に薬物がとりつき、その人生を狂わせ、そしてそこから回復してゆくまでの心の軌跡を追います。ただ薬物乱用の恐怖を強調するばかりだった今までの日本のマスコミや教育ビデオ教材とは違い、真実に添って、薬物乱用者の心の奥底に迫るヒューマン・タッチの傑作です。体験談や証言を通して、心の通う人間関係作りの大切さを訴えます。結構高価です(22分ビデオが数万円)。施設、学校などで購入してもらうとよいでしょう。赤城高原ホスピタルと外苑神経科でも観賞できます。 

関連サイトリンク → 東映KK(推奨作品1)-薬物に奪われた青春(http://www.toei.co.jp/edu/oldNEW/new1.html)(08/11/17リンク切れ)



★ [狂気の構図−覚せい剤乱用防止教育ビデオ]

文部省社会教育選定。財団法人・全国防犯協会連合会企画製作、警察庁監修のビデオ教材。(中高生向き)

覚せい剤乱用の実態。覚せい剤の作用。乱用者の症状、治療、予防教育などに触れています。体験者、当事者の証言を中心に「なぜ、覚せい剤に手を出してはいけないか」という問いに迫っています。。もとジャイアンツの原選手が出演しています。私は最初と最後のシーンが気に入りました。とくに冒頭のシーンはすべての中学・高校生に見て欲しいと思います。

財団法人、全国防犯協会連合会(TEL: 03-3239-0257)で入手できます。

赤城高原ホスピタルと外苑神経科でも鑑賞、購入できます(1998年製作、30分ビデオ1本が4、500円)。 



[その他、関連書籍のご紹介]

「ドラッグ社会への挑戦−身近に起こる薬物乱用との闘い」
(丸善ライブラリー、小森榮著、760円)が1999年8月20日に発刊されました。著者は薬物問題に深い関心を持ち、多くの薬物事件の弁護を担当している弁護士です。各方面の取材に基づき、単なる禁止や脅しだけでは薬物問題の解決にならないと訴えています。赤城高原ホスピタルの治療プログラムが紹介されています。一般書店で購入できます。   
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「ドラッグがやめられない−子供の薬物依存と家族」
(青木書店、小国綾子著、1600円)が1999年9月25日に発刊されました。赤城高原ホスピタルの患者や治療が紹介されています。著者は毎日新聞記者です。薬物乱用患者の屈折した心理やつっぱり行動に対し、取材する著者の優しいまなざし、鋭い感性がすばらしい。また、薬物乱用者とその家族のすれ違うコミュニケーション、混乱と落胆から立ち上がり、回復して行く家族を著者は生き生きと描写しています。文章も素敵です。一般書店で購入できます。   [TOPへ]


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AKH 文責:竹村道夫(初版:01/03/21) 


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