ライブレポ No.37
Special Thanks to さよさん 


1999.01.22(金) 
山崎まさよしTOUR 1998−1999 ド ミ ノめぐり
仙台 宮城県民会館 start18:30

 「ドミノめぐり '98〜'99」の東北地方最終地。
仙台2Daysの第1日目にあたる、1月22日宮城県民会館へ行ってきました。

真っ白な雪で綺麗に化粧をした山々を新幹線の窓から眺めながら、
1カ月ぶりの「山崎まさよし」は「ドミノめぐり」はどんな変化を見せてくれるのか...。
はやる心を抑えながら3度目の仙台へ。東北出身だからか、仙台駅につくと

東北独特の
キンとはりつめた、清冽な空気に何故かほっとします。
緑が多くって、水がきれいで、お米が美味しくって...
だから日本酒も美味しい!!...

浦霞・禅!!(笑)

連続ドラマ主演で、一気に全国区の顔となった山崎さん。
ライブに足を運ぶお客さんにも、明らかにそれが現れていました。
動く「克己」を見たい!!、そんな顔があちらこちらに...。
とっても嬉しそう。お互い、チケットとれて良かったね〜。
音楽に目覚める(?)きっかけは何でもありだと思います。そこから
山崎さんの音に触れることで、何かを触発され
「音を楽しむ」ことを経験していってね〜。
それともう一つの変化は、
男の方が多くなったことです。カップルで
いらしてる方、
「野郎ふたり」でいらしている方等々、嬉しかったです


客電がおち、ビートの効いたSEの中を、山崎まさよし・中村キタロー・江川ゲンタが
セットポジションへつく。ギターを構え、「ドミノ」のイントロ。
凄くスリリングなオープニング!! 
マイクに噛みつくように、攻撃的に、挑発するように歌う山崎さん。
おぉ、格好良い〜。
そのまま「アレルギー」「ねこ」「ガムバタ」「Fat mama」を息つく間もなく曲を進めていく...。
勢いのあるアルバムと同じ匂いの勢い。
硬派な男を気取るか、山崎まさよし!! (笑)

最初のMCは何を言ってるのか、支離滅裂。(笑)
「こんばんは、山崎まさよしです。」
「明けまして、おめでとう。ただいま。」


「いち・きゅー・きゅー・きゅー、世紀末ですね。世紀末って何かが起こると 思いませんか?
ほら、包丁もって、もう、どうでもいいんや〜っ!!なんて言って暴れるのが出てきたり...

〜21日午後、東京での事件のことを引き合いに 出してました〜
...何が起きるかわからん...で、いったい何が言いたいのか??...わからん。」(一同笑)
と、バンドメンバーさえも笑わせて、オープニングから固唾をのんで見守っていた
お客さんも和ませて、空気が緩んだところで、「セロリ」へ...。
相変わらず、絶妙のMCトークでございます。

その後は「僕ここ」「月曜日」と続きます。
この2曲、続けて聴くとすごくお洒落〜な雰囲気が漂います。
特に「月曜日」でのキタローさんのベースが格好良いし、
山崎さんのギターアドリブも楽しめる、そんな曲なので大好きです。


次のMCはドラマのこと中心に話しが進みます。
「昨年はテレビで皆さんにはお世話になりました。」
「ドラマはね、とんでもない時間に集合したりするんですよ。朝3時半とかね。
 朝刊もまだだっちゅ〜の!!」
(笑)
「お陰様で、プロの役者さんでもなかなか体験できないコト、いろいろやらせて
 もらったみたいで、いい勉強になりました。昔の克己が鏡の中にいて、8才の
 克己と向き合うシーンとかね...。」

ここで、あの邪悪(?)な鏡の中の克己の顔をしてました。
会場は、もちろん大ウケ、拍手の嵐。

和みきった会場に響きわたる「心拍数」のイントロ。
一瞬にして空気が変わる。
「水槽」「琥珀色」と、じっくり聴かせる曲が続き、
うっとりしたところで「One more」。
会場のメロディアスな雰囲気は最高潮に達し、皆じっと耳を澄まして聴き入っていました。

残念ながら、年明けにひいた風邪はまだ完治していないようで、「One more」は
苦しそうだったし、「水槽」ではうまく鼻をすすりながら歌ってましたが、
山崎さん、ハートはちゃんと届いてますよ...貴男の歌の...。

でも、エレキに持ち変えた中盤から、
エンディングにかけては調子も上がってきたみたいで、
声も良く出ていたし、よく踊ってました。(笑)
さすが、プロ、でございます。


そして、ギターチェンジ。黒光りのするレスポールが山崎さんの手に...と思ったら、
ローディーのお兄さんが手渡したモノは...
柄の長い箒!!..
それもいい具合に使い込まれているホ・ウ・キ。
ホウキを手にした山崎さんは、床をはく仕草をしてくれるほどのサービスぶり!!

あぁ、1年前を思い出します...あの時は手ぬぐいでほっかぶりもしてました。
何事もないようにすました顔で、ホウキをかかえ、
「これで、俺も変わるで〜っ」
と啖呵を切った山崎さん。クルッと後ろを向き、両足をガバッと開いて仁王立ち、
左手でストロークの構え。ゲンタさんのドラムがズダッダン...。
皆、どうなることやらと黙って見つめていましたが、山崎さんすぐに振り向き、
「ちょっと、待て。待ってや〜っ。」(客席大爆笑)

今度は、ちゃんと音のでるエレキギター。黒いレスポール。(だったと思う。)
曲はもちろん「最小公倍数」「マタニティー」の2曲です。
いや〜、びっくりしました、たまげました、舌をまきました...。
上手くなってます、上手くなってますよっ!! エレキギター!! 
ちょっぴりクラプトン入ってます。悦に入ってます。
聴けますよっっ!!  山崎さんっっ!! (笑)
ちょっぴり照れちゃうハードロックな「山崎まさよし」に踊り狂いました。


またギターチェンジでアコギへ。「月明かり」「ペンギン」「ソノラマ」「パン」
「ヤサ男〜昼休みメドレーバージョン」へと怒涛のエンディング。
「ありがとう〜。仙台〜〜〜っ。」と言ってステージを去って行きました。
ピックは客席へプレゼント!!

「ペンギン」での着ぐるみペンギンは何と椅子に座ったまま登場!!
手にワイングラスを持ち、頭上には冠...。
皇帝ペンギンのつもりかっ!? タケシっっ!!(笑)
せいぜい偉そうにふんぞり返ってグラスの水を飲み干したものの、
山崎さんの無言の一瞥に、すくっと立ち上がりペコペコ...。
サササ〜っと駆け寄り何かしてましたね。ハープの整理整頓か?
ミネラルウオーターの一気飲みを期待していたのですが、そのまま何事もなく無事(?)退場、
それも椅子に座ったままで。(笑)
お客さんも、よくわかったもので、大拍手でした。


アンコールでは各会場と同じく、「根無し草」を幻のラグタイムバンドバージョン
でやりましたが、「根無し草」を
「毛無し草」と変えて曲紹介したり、
歌い出しも
〜けなしぐさはどこふくかぜ〜と歌ってました。これには会場大ウケ。
キタローさんもゲンタさんも大笑い。
あと、
〜なまいきな、ち・ぶ・さ〜もそのまんま歌ってましたよ〜。
2度目は〜なまいきな、ホニャララ〜ごまかしてましたけど...。
急に恥ずかしくなったのか? それとももっと過激な歌詞があるのか??(笑)

最後のアンコールでは「ピアノ」と「ツバメ」。どちらもピアノ弾き語りバージョンです。
「ピアノ」の〜僕の足跡も〜の箇所、

すごくきれいなファルセットを聴かせてくれました。
熱い2時間半をしめくくる、とても素敵なエンディングでした。


山崎さんは自他共に認めるように、
ギター持ってライブのステージに立っているときが、
一番楽しそうです。それは、こちらも同じコト...。
ギター持って、歌って、笑って、踊っている山崎さんが一番、好きです。

これからも、山崎さんが、ただ単純にギター弾いて
歌って楽しめるライブを続けていけるよう、
心からお祈りとお願いをしたいなあ、と多少複雑な想いを胸に
仙台の繁華街へと繰り出しました...。


  ・・・after・word・・・

さよさん仙台1日目のほっとなライブレポどうもありがとぉ!
とってもあったか〜い言葉で綴られていて、仙台の楽し〜い夜が再現できました。
「ギター持って、歌って、笑って、踊っている山崎さんが一番、好きです。」
さよさんのこの言葉に、まさやんの音楽に対する想いが
ギッシリ!と詰まってるのを感じました。
これからも沢山まさやんの”あの笑顔”に逢えるとイイネ♪

仙台の繁華街・・・で、浦霞禅!片手に宴したのカナ?
酒の肴は・・・もちろん”まさやん”ね(笑)

PS:さよさんへ。個人宛にも素敵なメールを送って頂きありがとうございました。
とても嬉しかったです。これからもヨロシクね!

ホウキを手に、仁王立ちのまさやんを想像中(笑)・・・のえんどより

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