ライブレポ No.55
Special Thanks to Mさん 


1999.02.13(土) 
山崎まさよしTOUR 1998−1999 ド ミ ノめぐり
広島厚生年金会館 open18:00 start18:30

広島厚生年金会館は、とてもいいホールです。
1列約60席あるものの、座席がステージを囲むように緩い弓なりに並んでいてすご〜く見やすいのです。
私は8列目の53番とかなり端寄りの席でしたが、それでもステージ中央のマイクがすぐ目の前にある感覚。
こ、これはまさやんの顔がよく見れるかもしれない...とドキドキ。

18:40、ゲンちゃん、まさやん、キタローさん登場。
「ふぅっ!」とも「はっ!」ともつかないあの気合いの入ったかけ声で『ドミノ』スタート。
『アレルギーの特効薬』『ガムバタ』とノリノリで続いて...
ん?何のイントロだっけ...?
あ!『長男』だぁ〜〜〜!!
私はバンドでの生『長男』を聴くのは初めてなので、大感激!
弾き語りの『長男』のブルージーさに、ちょっとコミカルが入った感じでベリ〜グ〜〜☆
ちなみに、一緒に行った友達は、この春に長男に嫁ぐ予定のため、ライブ後も
「今日の『長男』は一生忘れん。」と言っておりました(^^)

私の大好きな『Fat mama』、ほのぼの『セロリ』の後は、怒濤(?)のバラードタイム。
『僕はここにいる』に入る前のイントロがいつもより長かったような気がします。
何の曲だったんだろう。
(これ読んで、知ってる!って方がいたら、ネタバレの方ででも教えて下さい。)
そういうところに「その日、その時のまさやん」が表れてる気がして、すごく嬉しい。
『心拍数』にはいつもながら圧倒される。
歌詞やメロディ以上に、「声」が体の中にぐんぐん入ってくる。

『琥珀色の向い風』の後、隣の席の友達が「名曲やね...」と漏らしてました。
『One more〜』くんの後、まさやんは「ありがとう」と一言。
『僕はここいいる』や『One moe〜』くんは、私の中でも、やっと「歌」として昇華されたような気がする。
『僕ここ』なんて、最初の頃は聴くたびにボロボロ泣いてたもんな〜#^^#

そして、ステージが明るくなり、『月明かりに照らされて』のカッチョええイントロに合わせて
まさやんが頭の上でたたく手拍子とともに、場内の温度はまた一気に急上昇。
この頃になると、客席でも曲に合わせてそれぞれ手を振ったり、
ステージに向けて差し出したりする人が出てきて、ステージの上のまさやんやキタローさんも嬉しそう。

で、待ってましたの「のぼるちゃん、かも〜ん!」

のぼるちゃんが持ってきたのは、小さな小さな白いギター。
まさやん弾くフリしつつ、「えっらい小さいボディやなあ。」と言いながら
そのギターをくるっとひっくり返すと、なんとそれは『しゃもじ』だったのでした!
会場は拍手、拍手。
「なんやねん、これ!?こわいわ。頼むで、もう、ほんまに!」のつっこみを無事に(笑)終え、
エレキタイムへ。
エレキを弾く格好ももう完璧にサマになってるね。
ほんまにかっこいいよ、まさやん。

そして、『ペンギン』。
1番を歌い終えた後の、ズンチャッチャ、ズンチャッチャに合わせて、ペンギンちゃん登場。
なんと、着ぐるみの中に入っているのはタケシくんではなく、女の子。
まさやんも驚いた顔をしてました。(いつもまさやんには知らされてないのかな?)
ペンギンちゃんは、ゲンちゃん、キタローさんの順に、
たぶんバレンタインのチョコレートであろうと思われるプレゼントを配って歩き、
最後のひとつを持ってまさやんの前を素通りし、ぼう然と見送るまさやんをしり目に、
それをのぼるちゃんの手に。
チョコを受け取って、照れながらペコペコおじぎするのぼるちゃんに、会場から拍手が起こり、
ふと見ると、まさやん本人は、ステージにうずくまって目頭をごしごしこすってました。
(その姿を見て、吉本新喜劇の池乃めだかを思い出して笑ってしまった私は大阪府民。)
しばらくそうやって泣いた後、すっくと立ち上がってマイクの前に立ったまさやん、
「あ〜〜〜お!」の雄叫びをあげて、『ペンギン』2番へ。
またこの雄叫びのタイミングが実に絶妙!(笑)
バレンタイン前日ならではの楽しい楽しい『ペンギン』ショータイムでした。

『パンを焼く』の早口言葉はかなり調子よさそう。
ダダダダっと続いて、「新春シャンソンショー」で一瞬間延びするあの空気が大好き。
そして、ラストの『ヤサ男の夢&昼休み』で弾けまくった後、
最高の笑顔で何度も「ありがとう」と手を振ってくれながら、
まさやん、ゲンちゃん、キタローさんはステージを後に。

ここまで読んでくれたみなさん、もうお気づきかと思いますが、MCはほとんどありませんでした。

途中、「克己〜!」のかけ声があがったので、まさやんは「お前ら、ミーハーやな〜。」
と言いながら、ブラック克己の表情と、8歳かちゅみくんの「康子か?」のセリフをご披露くださいましたが。
「広島は...僕の地元にめちゃくちゃ近いし、なんかしゃべる、っちゅーてもね ...。」
って言ってたけど、もしかして、知り合いの人とか来てはったのかしら。

アンコールの手拍子はすごかった。
会場合わせての「まさよし!まさよし!」のかけ声がずっとかかり続けてました。
そのかけ声の中、前座の「ボーズ&パーマ」登場!
まさやんはオレンジのツアーTシャツ。キタローさんがめずらしく白でゲンちゃんがミドリ。
曲目は『中華料理』ね。
♪たとえば、君が老酒をおかわりしたなら〜...の後は、
 「よいではないか、よいではないか」「おとうさま、おやめください」
 くるくるくるくるくる〜、「ごむたいな〜〜!」でした(^^)

『お家へ帰ろう』のすばらしいハーモニーに会場が酔いしれ...『Me & My Mind』へ。
(その前のカズータイムは、「カエルの唄」でした。
カズーでちゃんと輪唱してくれたよ。会場もちゃんと輪唱しました。)
『Me &〜』の途中、カズーを後ろに吹き飛ばすつもりが、口からうまく離れず、
あせりつつ横に吹き飛ばして、苦笑いしてた顔がかわいかった(^^)

まさやん、『Me & My Mind』を作った頃の気持ちを、
♪あんなことがあったねと笑って思い出せるようになったかな。
まさやんにとって、そんな『ドミノめぐり』になっていればいいな、と思いました。

コール&レスポンスは、家族は?〜恋人は?〜会社は?〜上司は?の順。
「上司は?」んとこで、私が思いっきり「あか〜ん!」と叫ぶと、
「あかん言うてる人もいますけども」ってコメントくれました。ラッキー。v(^^)

2度目のアンコール前も会場中がそろって「まさよし!まさよし!」のかけ声。
ステージ袖からゆっくりと現れたまさやん、黄色の手ぬぐいを頭に巻いてました。
(実は私もオレンジのツアーTシャツ着て、白のツアー手ぬぐいを頭に巻いてたので、
 とりあえず、ペアルック、ってことで...シアワセ。←いい年こいてバカ丸出し。)

「ほんま、ありがとうございました。」とステージ中央でおじぎしてくれた後、
ピアノの前に。
『ピアノ』のインストゥルメンタルに続いて、マイクを少し自分の方に向け直し、
椅子をひいて座り直すと(この一連の動作が私は大好き)、
鍵盤のひとつひとつを大切に大切に押さえてるんだな...、ってわかるような音色の
『ツバメ』が流れてきました。

いつもは、ツアーがずっとずっと続けばいいのに、って思ってる私も、この『ツバメ』を聴くと、
『ドミノめぐり』が終わる頃、まさやんにゆっくりとゆっくりと春が訪れますように、
って願わずにはいられない。。。

まさやん、ほんとにありがとう。

最後の鍵盤から指をはなしたまさやん、ゆっくりとステージ中央に出てきて
「ありがとうございました。山崎まさよしでした。」と深く頭を下げてくれた後、
客席に手を振りながら袖に向かって歩いていきました。
そして、袖に隠れる直前、もう1度客席を振り返って手を振ってくれました。

まさやん、幸せな時間をありがとう。
私たちも、日本のどこからでも、まさやんの幸せ祈ってるよ。

以上です。長々と、熱に浮かれたような頭で書いてるもんで、
支離滅裂なとこがあったかもしれませんが、お許し下さい。
最後まで読んでくれたみなさん、どうもありがとう。


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