ライブレポ No.67
Special Thanks to こーるさん


1999.03.11(木) 
山崎まさよしTOUR 1998−1999 ド ミ ノめぐり
神奈川県民ホール  open17:45 start18:30

待ちに待っていた、というかある意味ではずっと来て欲しくなかった
「domino round tour 1998〜1999」ラスト IN 神奈川県民ホール!に
幸運にも2日とも行って参りました

「うらくがきちょう」に興奮のメッセージが
満載されているのを読むと、あの時、会場を包んでいた
興奮と感動とそしていくばくかの寂寥感が
オープニングのあの「Ahhhhhh〜」の音からラストの
「ツバメ」の終了後のまさやんの声まで一斉に
よみがえってきます

12月22日の渋公での「帰ってきました!」というまさやんの
第一声がまだ耳に残っているのに、あれからもう2カ月半、
経ったんですね。
そして12日に会場からわき上がった「お疲れさま!」の声
まさやんとファンの一体感、あたたかい空気がとても
うれしかったです

あの時間・空間をまさやんとそして会場のファンのみんなと
共有できたこと、それは本当に幸せな体験でした
すばらしいライブを聴かせてくれたまさやんと
もちろん、キタローさんとゲンタさんと、
(12日に登場したスガシカオさん、杏子さんも!)
そして、会場整理はじめ私たちには直接見えないけれど、
ありとあらゆるチカラでこのライブツアーを成功させた
スタッフのみなさんに感謝!!
でも、ライブレポは11日分だけにします

12/22の渋谷公会堂。
あれは私にとっても初の「生まさやん」でもあり
「ドミノ」収録曲を初めて耳にした、ということで
インパクトは強烈だったのですが、イキオイはあったけれども
全体にはちょっととっ散らかったような(失礼!)感じでした。
そして約1カ月後の大宮ソニックシティー。
私たちの方でも「ドミノ」収録曲が耳に馴染んできていたし
全体の流れとか、曲と曲のつながりとか
キタローさん、ゲンタさんとのコンビネーション
も目を見張るような変化を感じました
それからさらに1カ月余。
このラストでどんな完成形が現れるのか、本当に楽しみでした

11日のオープニングはほとんどオンタイムスタート。
「ドミノ」のブルースハープは益々泣くように謳い、
「アレルギー」「ガムバタ」までは一気。
『ラスト一日前ですが、今日も気合いを入れて!』というMCを挟んで
「猫」「FAT MAMA」とあおりまくります
この日はこれまでで一番前の席だったので(といっても
まだまだ遠いけど)周囲のノリ方も凄い!

ここでMC。話しだそうとするたびに会場からかかるかけ声に
『人の話聞け!』(笑)そして『僕もねぇ宮崎町というところに住んでいましたが
神奈川県民ホールは初めてです』というと会場からは拍手!
1階席のあまりのイキオイに『乗り移っているんかい!』と笑っていました

「セロリ」では『そのわり古風なとこあったりするのね』の後に
『なんでじゃの』というのが入って会場爆笑。どうもこれは山口の方言と
にらんだんですけど、どうでしょう?
そして『単純に君のこと好きなのさ』に続いて『マジで』と入ったので
歓声・・
「僕はここにいる」はワンコーラス目が渋谷・大宮に比べて
どんどんアコギメインになってきた感じ(これはあとの「One More〜」も)
で聴かせてくれました
「月曜日の朝」の後に2回目のMC。
最近あちこちでインタビューを受けているようで
『インタビューでねぇ<今後の予定は?>とか<夢は?>とか
 <休みはどうしていますか?>とか聞かれると、<あんたはどうやねん!>
と言い返したくなるねぇ』と。
『今年は世紀末なのでゆっくり酒でも飲んでいたい』と言ったら
私の後ろの人が小さい声で「いつもじゃないの〜」とつぶやいていました
あと海外旅行が嫌いなのは『スチュワーデスが食べたくもない機内食を
どんどん運んでくるから』と言ったので
会場から『船は〜?』
すかさず『おうちが一番ええんじゃ!』(爆笑)

「心拍数」では、スピーカーの音で自分の皮膚が(内臓が、という感じだった)
共鳴しているのが判って、感動でした
そして、「水のない水槽」「琥珀色の向い風」「One More・・・」
とスローの名曲が続く、この部分でのライティングのすばらしさに
この日ようやく気がつきました
「琥珀色」の時の上からのスポットの当て方、バックの色、
流れていく雲の背景(これはすごい美しい!)、時間の流れが止まったような・・
曲と照明のシンクロもすごくて(これはアップテンポの時もそう!)
照明担当の方は仕事抜きでもまさやんの
音楽を愛しているんでしょうね

さて、お馴染み「のぼるちゃんカモーン!」のコーナー。
MCは野毛山動物園の話になって『あそこのペンギンがねえ
気になってしかたなかった。あそこは無料のわりには動物のクオリティが
高いな、例えばベンガルトラとか。それしか覚えとらんけど』
『あそこの動物が一気に逃げ出したらパニックやな』動物話は
やっぱり多い。本にも出てくるけれど、
紅葉坂〜野毛山の思い出はたくさんあるんだなぁと思いました
さて、のぼるちゃんは、今回はなんと中華人形みたいな被り物して
ヌンチャク持ってきました『それ中華街で買ってきたんか?』にうん、
と首を縦に振るのぼるちゃん。
まさやんはそのヌンチャク振り回してのぼるちゃんを
追い返していましたが、確か長崎あたりでもヌンチャクが
出てきたというライブレポありましたよね?
いや、なかなかサマになっていて、カッコよかったです

きちんとレスポール出てきてボルテージはいよいよアップ!
「公約数」「マタニティ」。だんだんエレキのソロ部分の演奏時間
長くなってきたような気がするんですけど。
でアコギに戻って「月明かりに照らされて」。「僕ここ」「One More〜」と
並んで会場の空気の密度が高くなった感じでした
「ソノラマ」、そして「ペンギン」。今回はイルカ(?)に乗ったペンギン
(逆?)をひとりでかぶって走り抜けるだけ。
まさやん一言『なんや今日はそれだけか』

ここからは一気!!!
「パンを焼く」早口言葉、この日は多かった!まさやん絶好調
「スガシカオ」「新春シャンソン新人賞」(←そんなのあるの??)
でも会場もどんどんうまくなっていました
最後に『僕のために 崎陽軒のシューマイ』!!
そして「ヤサ男の夢」〜「昼休み」〜「ヤサ男の夢」に突入!
でも、これで1部終わるんだと判っているから寂しくなりますねぇ

アンコール1曲目は横浜で作った曲ということで「根無し草ラプソディ」
『横浜の名物ってなに?』と聞かれたゲンタさんが
『○○(聞き取れず)のサンマーメン』
というものだからまさやん『???』
サンマーメンってたしか中華街近辺の店にしかないモヤシの入った
ラーメンことでしたよね?

「お家へ帰ろう」は、3人のアカペラがものすごく美しい!
大宮では全然感じなかった新しい発見!
やっぱりブルースを聴いてきた、という背景をまさやんだけあって
ゴスペルに似たようなああいう音楽の引き出しも持っているのですね
(『ワワワワ〜』はちょっと笑うけど)
「ME & My Mind」の冒頭のカズー合奏は「港のヨーコ横浜横須賀〜」でした
いやワタシの年代には懐かしい・・・

再アンコール。エレピでの弾きがたり
「ピアノ」今回は歌なしのインストのみ。そして座りなおして「ツバメ」
終わりあたりでどうも目頭がククっと来てしまいました

12日はwowowのカメラが入ったのを意識したのか、
歌詞を忘れたり、早口言葉に詰まったり
ちょっとまさやん緊張気味?(会場でもそう突っ込まれていました)
さらにスペシャルゲストの二人の登場もすごかったですね
でもこれ以上は止めておきます


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