ライブレポ No.90
Special Thanks to AKOさん


1999年8月15日(日)
YMAC99
Yamazaki Masayoshi in Augusta Camp 1999

仙台 スポーツランドSUGO/SP広場

Special Guest:杏子・スガシカオ/Opening Act:COIL
open:15:30/start:17:30

行ってまいりました、仙台!(ごめん、かなり長いのよレポ)
前日は、あちこちで被害が出るくらいの、大変な集中豪雨。
当日仙台駅に着いてみると、降ったりやんだりの不安定な天気模様。
うーん、さすがの晴れ男も、今回ばかりは厳しいか。。。
てな事を考えながら、おみさん、masaさん、S.Iさんらと待ち合わせてSUGOへ。
バスでなんと約1時間の山の中。サーキット場などのあるところとか。
1時には着いたものの、当然既に長蛇の列がお待ちかね。
おとなしく待つが、ちょっとずつ前進するため、座ることができない。うーん、ちょっと辛いモノがある。


機材トラブルで入場が30分遅れて、みんなイライラしている。
やっとの事で入場できたのは4時過ぎで、ブロックに着いてみると、靴が脱げそうな位のぬかるみなのよ。
おい、あたしゃ田植えでもするんかい!と、突っ込みたくなっちゃった。
私はA-2ブロックだったんだけど、一番前のブロックということで、ちょっと殺気だっている。恐いぃ。
それから又、開始までただじっと待つのみ。途中雨がぱらついたりして、かっぱを着たり脱いだりと忙しいぞ。
わくわく、ドキドキで待つ。
うーん早くー。

結局またもや30分遅れで、18:00いよいよライブのスタート!!

まず、「クワイ川マーチ」(コンバットの曲ね)にのって、コイルの登場。
札幌に同じく、ボウイスカウトの制服が結構似合う。
「クルクルフェチ」「魔術師小林」「バーズ」など、計8曲を披露。
時間が押していたせいか、MCは少な目でした。
ここらあたりで、雨が止み始めてきた。おっ、いい感じだぞ!

お客さんの歓声に包まれ、いよいよまさやん登場!
グレーのTシャツ、カーキのワークパンツ姿。
おっ、あの人は、、、あー、
ゲンタさんだー!
札幌にはいなかったゲンタさんが、パーカッションにいる!!
「ゲンタさーん!」と、声がかかる。

まずは「セロリ」。軽快に始まり、お客さん達も楽しそうに手を振っている。
第一声は「YEAH!!」。
さすがミシシッピ帰り、英語とはかっこいいぞ!
すぐに「××しようよ」が始まる。お客さんも予想してなかったらしく、うれしい悲鳴があちこちで上がっている。
わかる、わかる。まさかこれが聞けるなんて、、、ねぇ、うれしいよね!
ゲンタさんが踊りながらシンバルを鳴らしているのが楽しい。
−ここでやっとMCに。−
「どーも、すっかり晴れたね。(会場・笑)星もいっぱい見えるし。(会場・「えーっ」)さすが晴れ男やね!」
「この、ときどき顔に当たる水は、あれやね、山の空気ということやね!」

おいおい。
でも確かに、ほとんど晴れてはいたんだけど、星はちょっと。。。

次に「アレルギー〜」「ドミノ」と、ノリノリの曲が続く。
ずっしりとベースのきいた音がかっこいい!
もう既にまさやんは汗だくで、グレーのTシャツに汗がにじんできている。
「昼休み」ところどころ1番と2番の歌詞がぐちゃぐちゃに入り交じっているのは、ご愛敬。
「Fat Mama」いつもながら楽しそうに歌う。

−汗まみれでMC−
「暑いねー」「前の人破水してませんかー」「霧、晴れてきましたねー」(ぜんっぜん、霧だらけ)(笑)と
いつものように脈絡のないトーク(笑)。
ここで、
おっきい虫がステージに飛んでくる。ゲンタさんは虫が嫌いらしく「ひぇー」とか言いながら、
虫から逃げ回っている。「虫は、坊主が好きなようですねー」
自分にも飛んでくる虫に「僕、昨日マイヤーズ(ラム酒の名前)飲んでたんで、糖分が有るんでしょうね。
それを求めて、虫がやって来るんですかね。」
おい、ホントかよ(笑)。

ここで、がらっと曲の雰囲気が変わる。
「妖精〜」
がまるで舞台効果のように、ステージの上を流れていく。幻想的な美しさ。
「名前のない鳥」ゲンタさんのコンガ(っていうのかな、あの太鼓)が体中に響く。
「琥珀〜」「水のない水槽」と続き、ステージとお客さんの間に不思議な空気感が流れていく。

−MC−
「セミ、狂い鳴きしてますねー」確かに、「ギャッ」と言うようなすごい声がしている。
「網戸にセミが体当たりして、びっくりしたりしますけれども、、、やかましっ!(セミに向かって)」
「では、雨が晴れるよう願って、、、」
そう「星に願いを」。
でも、この時はホントにもう雨は止んでいて、お客さんの何人かは夜空を見上げながら聞いてました。
「HOME」から「心拍数」へと続く。
「心拍数」のサビの部分では、
のライトがぶわーっとあおる。うー、かっこいいライティング。
さすがにこの歌はパワーを使うらしく、歌い終わると「はぁー、死ぬか思った」と言ってました。

−MC−
「昨日の雨でどうなることやらと思いましたが、、、。野外の開放感が、俺を狂わすぜ!」
また、訳のわからん事を。。。(笑)

ぐいっと向こうを指さして
「あっ!萩の月!」。

あはははは。今度は、これで来たか!でも、やっぱり振り返ってる人、いたよー(笑)。
もちろん曲は「月明かり〜」。ライティングが色々変わる、音にのりやすい!
汗だくのまさやんのTシャツは、汗でもう色が完全に変わっている。

「ペンギン」。今回は6人の女の子ペンギンがラインダンスをしながら出てきて、
仲間に入れてもらえないタケシペンギンがすねているが、やっと入れてもらって楽しくラインダンスをする、
という、ストーリーでした。背中の文字はなかったよ。

お待ちかね「パンを焼く」。
「君のための〜」は牛たん、萩の月、笹かまでした。
早口言葉は「生麦・生米・生卵」「生麦・生米・笹かまぼこ」「隣の竹薮〜」。「なかなかやるな、、、」と次へ。
「バスガス爆発」「赤パジャマ〜」「赤巻紙〜」ここで客席がちょっとかみ気味で「ふん、まだまだヤナ」
と、いきなり「隣の空き地に塀ができたったねー!かっこいい!」と、さむーい駄洒落で締めくくり(笑)。

ここから一気にヒートアップする。
「ガムバタ」「ソノラマ」「やさ男〜」観客席のボルテージも上がりっぱなし!!
めちゃくちゃかっこいいぞぉ!山崎ぃー!!
「サンキュー仙台!!」と叫んで、とりあえず退場。
もちろん観客は黙っちゃいない。手拍子とアンコールコールが出る。

今度は白地で袖が紺のYMACのTシャツで登場。
何も言わずにギターを手に弾き始める。
「あーっ」あちこちで、溜息のような、小さな悲鳴が上がる。
「One More〜」だ。月キャベバージョンの前奏が切なく響く。
みんな、息をするのも忘れて聞き入っている。染みる。。。やっぱりすごい歌だぁ。
すぐ
「僕ここ」に入る。多分、ここにいる観客のほとんどが知っている曲なんだろうな。
私はとても好きな歌なんだけど、ドミノラウンドの時は、割とまとまっている歌だなぁなんて思ってた。
でも、札幌、仙台と聞いてみて、もっとこの歌が深みをましていってる気がした。
アレンジのせいかもしれないけど、何か、ココロの奥が揺さぶられる歌になってる。ますます好きになる。
ここでアンコールも終了。

次は福耳だ!札幌では福耳印の浴衣だったけど、今回は普通の
紺地の浴衣姿。
杏子さんはピンクの模様の浴衣に、黄緑色の可愛い帯。もちろん、でっかい福耳付けて(笑)。
もちろんゲンタさんやキタローさん達もそれぞれ浴衣。似合うのよ、これが。
まさやんに
「ゲンタさん、江川部屋みたい。キタローさん、演歌歌手みたい」と言われてたけど(笑)。
で、シカオちゃん。カーキのTシャツにジーンズ、茶色のキャップ、眼鏡なし!(驚)。
おいっ、浴衣はどうした!
「だって、事務所が僕の分だけ作ってくれなかったんだよー」
嘘をつけっ!(笑)もう。着たくないんだな、よっぽど。次のライブでは、どんな言い訳になるんだろう。

−ここで「うたばん」トーク−
ま「いやぁ、話、かみ合いませんでしたねー(笑)」
シ「二人とも、緊張してたでしょう!」 杏「あ、そうかも、、、」
ま「いやぁ、内緒の話、僕中井君苦手なんですよー」 杏「えっ、そんな大胆な発言。みんな、今の話内緒よ!」
ま「石橋さんは、でかくて恐いしー。何か、ベローッてなめられそうじゃないですかー」なんじゃ、そりゃ(笑)
シ「僕は、人に取り入るのうまいですから。ずるがしこさだけで生きてますから。あ、でも、ぼく、何処に住んでるのって聞かれただけだよ。。。」 杏「それだけでも、十分でしょ」 シ「そうかぁ?」

シ「ヤマさぁ、今日のステージ、何かすごいねぇ。(観客から歓声が上がる)
さすが今日4時まで飲んでたかいがあったねぇ。地元の青年に、本物ですか?とか聞かれて、
良く似てるんですが本物です、何て答えながら、音楽とはこうやー!って説教たれてたねぇ(笑)」
ま「えっ、嘘や!俺、説教なんかせぇへんもん!」 シ「いや、してた、してた」
杏「(シカオちゃんに向かって)それを朝4時まで見守ってるあんたもおかしい!」
ま「良く覚えてないけど、、、、言い青年達でしたよ」
観客「説教されたーい!」 ま「あんなぁ、言うとくけどなぁ、俺はきれいさっぱり忘れるで!!」
観客「ひどーい!!(笑)」 ま「うっ、まずい。歌行こう(笑)」

「HAPPY BIRTHDAY」まさやんとは違う、シカオちゃんの硬質な、でも色気のある声が響く。
待ってました「星かけ」。杏子さんはステージを右に左に歌い歩く。
ふと見ると、まさやんとシカオちゃんが1本のマイクで歌ってる。うーん、かっこいいー!!!
そしてとうとう最後の1曲。COIL達も集めて「根無し草〜」。
今回の「寂しい夜は〜」のそれぞれのパートはモノまねシリーズでした。
杏子さんはドラえもんの声で、シカオちゃんはまさやんの声、まさやんは柴田恭平の声でした!
そうしてホントに最後の花火があがって、一夜の夢は終わりを告げました。

まぁ、イベンターさん達の対応の問題とか色々あったけど、ライブ自体は本当に最高でした。。。
そして、この素敵な一夜を宇宙の人たちと分かち合えたこと、、ホントに幸せでした。
いっぱいのありがとうをまさやんと宇宙人に送って、結びの言葉にします。
長くてごめん。。。

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