ライブレポ No.92
Special Thanks to ぽけっとさん


1999年8月22日(日)
YMAC99
Yamazaki Masayoshi in Augusta Camp 1999

神戸 第2ポートアイランド内特設会場
Special Guest:杏子・スガシカオ/Opening Act:COIL
open:14:30/start:17:00


神戸会場へ向かう。ポートライナーの駅を降りてからが長い。
動く歩道の遥か向こうに会場らしき骨組みが見えてくる。

「あそこが会場だ!」
広い。あそこでまさやんがライブをやる、あの場所から海に向かって何の障害もなくまさやんの声が、心が響く!
素晴らしいステージ
札幌の包まれた感じとは違うライブになる!という期待が・・・

13時15分くらいから、会場手前の観客たまり場のようなところで
ブロック別にだいたいの順番に並び始めたのですが
ただし、14時過ぎに入場が始まったら、番号なんてほとんど無意味になってしまったのは本当に残念
結局、ブロック毎の入場、ということだけが実施された、という印象でした
まぁ、あの人数(10000人くらい??もっと多かった?)をさばくのは
大変だったと思いますけれど・・

会場の誘導や待っている間のマナーなど、いろいろ問題はありつつも・・
一番の敵は暑さでした。会場自体に今回はなんの日除けもない
しかも、私たちのブロックはステージを見る方向に太陽が沈むという
位置で、日の暮れまではなかなか辛かったです
でもワタシのいたブロックは下が芝でしたが、後ろのブロックはコンクリートだったから
さぞかし暑かったでしょう・・

始まるまでにかかっていた曲、「星かけ」「永遠という場所」「悲しきは」「黄金の月」「夏祭り」
「夜明け前」「ステレオ」「レインソング」「くるくるフェチ」題名は忘れたけど
杏子さんがNHK「みんなのうた」で流した曲などなど・・
(何曲か忘れているかな?)


そして、5時。予定どおりに、ステージに
ボーイスカウトの格好をした社長登場!
開口一番「ちゅうもく〜」
してるしてる(笑)・・・
「えーとねぇ、これはみんなが楽しく過ごせるように協力してね
 ってことだから」あとは相変わらず棒読みの開会宣言。
携帯電話、フラッシュ、テレコに関しての注意も。
(これ、本当に守りましょう!今後の2回は!!)
以下、「日射病に気を付けて」
「周りの人には気持ちよく注意してね」
「今年がうまくいけば、来年もやります」(拍手)
「登場するオーガスタのアーティスト、目当てじゃないアーティストにも惜しみない拍手を!」などなど
「わかった〜?」観客「わかった〜」
    なんだかホントに学校の先生と生徒みたい・・

それから観客にお礼、といって
8/21付けのFM802のランキングで「星かけ」が1位になった、という報告。
「みんなのリクエストのおかげです」(拍手)
で、社長退場
 
coilが機関車の蒸気の音と共に登場し、いきなり
「あのさっきのおじさん
あれ、うちの社長なのね、それで今日が誕生日なの」
とかあって
「実は、さっき本人が名乗るのを忘れたから、おれたちに言っておいて
 っていうから、言います。森川欣信(よしのぶ)です〜〜」
3曲ほどやってから
 「歳をとってからの日焼けはたいへんだよ」
 「20年後に影響が出るらしいよ」
 「今、トイレ空いているけど、行っちゃダメ」って言って後半の4曲へ

一旦ステージのライトが落ち
6時。少し西に傾いた太陽が力を失いながら輝いて・・・

そして、まさやんが登場!
おっ!!札幌では欠席だったゲンタさんがいる!すごい、山木さんとのダブルリズム隊!!
仙台でもいらしたということだったので、期待していたけど
もう、すごいです、迫力あります
ジャングル・バージョンってななこが言っていたとおり!

まさやんは白地に「key club 45」とかいたTシャツとカーキパンツ

「セロリ」。うわ、こんなにノリノリになっちゃうのね〜
「××しようよ」。神戸では「いいことしようよ」はありませんでしたね
 そのかわり、
シンバルをゲンタさんが振り回す!
 野外ならではの弾け方っていうかんじです

MC。
『暑い〜』『晴れてよかったですね〜』
『僕が晴れ男ですよ〜』
『今日は24時間テレビをやっていましたね〜、なんでもないけど』

ってなんだかわかんない締めで・・(いつもか・・)

「アレルギーの特効薬」「ドミノ」
「昼休み」の出だしがちょっとリズム隊と合わなかったのかな?
??っと思ったけど、「fat mama」は
グワ〜〜〜とかまされました
参りました。ほんとに。

ここで再びMC。
『そのへん(とAブロック方面を指して)おいてけぼりになったかな〜、ごめん』
そんなことないんだけどね。みんなびっくりしてたのかな?
待ちくたびれてたし。
『やっと夕暮れになってきましたね〜』観客席から飛ぶかけ声に
『ありがとう』『サンキュー』と応えていました(ちょっとうらやましい・・)
『倒れている人はいませんか?後ろの方に保健室(ちゃう、救護室!)がありますからね』
(「運んで〜」というつっこみがあったのか)
『運んで、って何係やねんっ!』
『こんな穴場(の会場)があったんやねぇ、むこうのワールド記念ホールで
 ライブやったことがあるけど、こんなことはどうでもいいか・・』
『世紀末でございまして(まただ〜)』
『レコーディングとライブでようやく社会復帰いたしました』

(「働け〜」っていうつっこみに)
『働け〜っておまえは上司かっ!!』

曲は一転スローナンバーへ
「妖精〜」に流れたブルースハープとパーカッションが美しいハーモニーを奏でていました
「名前のない鳥」の時に、ワタシの横を本当に偶然1羽の小鳥が飛んで行き・・
このころにはすっかりあたりは暮れなずんで、照明が映え始めてきました
 コンガっぽい打楽器とケーナのような美しい笛の音がきれいでした

「琥珀色〜」のイントロにギターで学校のチャイムの音をやってくれました。
本当のチャイムそっくりでびっくりしたけれど、あれは、この曲が子供の頃の思い出ということで

ああいう子供の頃の懐かしい記憶の音をやったのかもしれませんね
その時、わたしの頭には中之条の「月とキャベツ」で「花火の家」になった
木造の校舎が浮かんでいました
懐かしい感じ、ちいさな子供たちが走り回る校庭、そして歓声・・・
一気にそんな感情がこみあげてきました
ステージでは、ゲンタさんが水の音とかの効果音を楽しげに・・・

「水のない水槽」。冒頭のブルースハープ!泣けました。

『ここから弾き語りコーナー』にと言う頃には、半月よりもすこ〜し膨らんだ月が
ちょうどまさやんの正面当たりに上がってきていました
まさやんが『グランドクロス』のハナシをしていたのですが、ちょっとわからなかった〜
どなたかフォロー頼むっ!!

「星に願いを」そして「HOME」。
自分がやっているせいか、ブルースハープの音がすごく
気になったのですが、この曲にこんなにハープが使われるとはおもっていません
でしたし、ギターの鋭い響きとの組み合わせの美しさを堪能しました

そして「心拍数」。札幌で聞いていて、来るぞ、って判っていても
イントロが鳴ると
「来た!」って背筋がピリっとしてしまいます
特に後半突然の白と赤のライティングには会場から溜息が聴こえました
まさやんの
「響け!」「鳴れ!」という思いが伝わってきました

気が付くと、海に近いせいか、暑さも和らいできたようでした
そしていきなりまさやん
「あ、月だ!」

今日は本当にそこには月があり、雲もひとつもなくて・・
「月明かりに照らされて」最高の舞台!最高の演出!
ありがとう、月もセットの一部になってくれたね
白からオレンジに変わるライトと空をぐるぐると照らすサーチライト
かっこよすぎ、まさやんっ!!

そして「ペンギン」
今回はなんとまぁ、ワンピースの水着状態の<タケシ>&?ペンギンの2羽登場
ファッションショーのように、腰を揺らしてステージを一周しただけで帰っていきました
まさやん
『そ、それで終わりかいっ!』って、充分受けていたと思いますけどね〜(^^)

そのイキオイで「パンを焼く」に突入!
今回も早口言葉の新ネタはなく、会場も負けずで
「スマップシングル、詩がスガシカオ」もばっちりやってしまったら
まさやん『なんや、かんたんになってしまったなぁ』と残念がっていました

「ガムバタ」ではゲンタさん、シンバル持って踊っていました
なんか体中リズムっていう感じです


「ソノラマ」そして「ヤサ男」。後半のカズーのあたり、
めちゃかっこいい〜

アンコールは紺の袖のツアーロゴTシャツに着替えて登場
「One more〜」「僕はここにいる」
ふう・・・・1曲だけでも打ちのめされてしまうくらいなのに
2曲立て続け・・。すごすぎるよ、まさやん!!
しかし、誰だろう?フラッシュたいたり、携帯電話鳴らしたのは???
悲しい・・

そして、セット替えが若干あって、
まさやん浴衣で登場だ〜。
今日は紺地にハシゴのような地模様のところに御所車の車輪のような
柄があしらってある、なかなか粋なもの
まさやん『スペシャルゲストよぼうかな、杏子〜』
杏子姉登場。今日は紺地の浴衣。
まさやんが『今日はおかみ、だなぁ、女将(にょしょう)バージョンだなぁ』っていってたけど
全然かわいいじゃない!!
杏子さん
『今日日焼けした女子は帰ったらたっぷりビタミンcを取るようにね〜、美白よ〜』
って。ありがとうございます、そのとおりにしました・・
そして、2回連続浴衣をパスしたシカオちゃん、やっぱり・・・
まさやんが『なんで、普段着なんだよ〜』と言い、会場もざわざわしていたら
シカオちゃん客席に向かって
『しずかにしてください〜〜』
お、今日は仕切るのねシカオちゃん客席に向かって『しずかにしてください〜〜』
お、今日は仕切るのね
『今日はね〜、うちの社長の誕生日なので』
?と思ったら、シカオちゃん背中を客席に見せて
どうもシカオちゃんの着ているTシャツの背中には
社長の似顔絵?が描いて有るみたいで
『社長Tシャツ。、たまには点数を稼いでおかないとということで・・』
と言い訳していました
どうでもいいけど、浴衣嫌いなのかなぁ?
札幌は『忘れた』仙台が『事務所がつくってくれなかった』
で、今回がこれ。さて、富士急&海中でも着ないつもり?
どんな理由をつけるのか、ちょっと楽しみでもあり、浴衣姿を
ちょっと見たい気もする・・・
まさやんが『今、後ろを2人通りましたが』と、振り向くとキタローさんとゲンタさん
もいなせな浴衣姿・・・・(以下略)
『アニキ(キタローさん)はやくざ、ゲンタさんは演歌歌手みたい』ってまさやんが
言ったら、ゲンタさん、歌う!!(爆笑)
山木さんもライオンメリーさんも浴衣姿だ・・

杏子さん『それにしてもすごいひと〜』
まさやん『ちょっと後ろの方、騒いでみて〜』っていう声に応えた声も
なんかワンテンポ遅いので、前のブロックの観客が驚いてしまうと
まさやんが
『驚くな前の方!!』と突っ込んでいましたが
なんだか地鳴りみたいに声がしたからびっくりしたんです・・
杏子さんが『なんとかならないの?』って言ったら
『じゃあ跳ねてみよう!』って浴衣姿でまさやん、2、3度ぴょんぴょん
跳ねてくれましたね!なんて優しい・・・
でも見えたかなぁ〜〜?

まさやんと杏子さんが、シカオちゃんの雨男ぶりを同時に話しはじめたら
シカオちゃん『ふたり一緒にしゃべらない〜』って
そりゃあそうです『今日はぼくがいじめられ役?』
杏子さん『いままでヤマをいじめすぎたから、きょうはシカオちゃんをいじめる』(笑)

まさやん『しかし、見ました〜?こないだの<うたばん>みごとに
噛み合ってなかったねぇ』(爆笑)
杏子さん『ヤマの
<うがっ!!>がねぇ』
まさやん『シカオちゃんのまんががすごかった(笑)』
シカオちゃん『あの番組だけ見たら、僕のこと<笑い専門>って思われるなぁ』
まさやん『投書を読んだら、「母がシカオちゃんを見て<なんて下品な番組>って驚いていた』
シカオちゃん『だってさ〜、杏子さんのところも結構すごかったのに、全部カットされてたんだもん』
杏子さん『お・と・なだから・・(笑)』
まさやん
『え、おかまだから?』とかいう会話で結構みんなリラックスして盛り上がっていました

で、思い出したようにシカオちゃんが仕切って
いきなり曲紹介
「ハッピーバースデイ」
今回はまさやんのブルースハープも美しく入り(すみません、どうしても気になるので・・)、
素敵な曲ですね

まさやん『がんばらないかんねぇ〜、って余計なお世話!』とか
突っ込んでいたけど、誰かが言ったのかな?よく聴こえなかった・・

そしてお待ちかねの「星のかけら〜」!
シカオ&まさやんが1本のマイクで歌うのは、ほんとにかっこいい〜
ビートルズみたい・・
頭上には気が付くと、がいくつか見えていました

最後はcoilも加わって「根無し草ラプソディー」
杏子&コイルが振りを合わせて、手持ちのパーカッション?を振っていましたね
合間にコイルが『コイルTシャツもよろしく』杏子さんが『かいーのー』を2連発していました
「寂しい夜は〜」のところは、杏子さんがドラエモンバージョンで
『ぼくドラエモン』、似ていました!
シカオちゃんはSMAPの中居くんバージョンで
『また<うたばん>に出て下さい』
誰か近くの人が『うわ!すっごい似てる』って言っていました
肝心のまさやんはルパン3世バージョンだったらしいのですが、全然似てなかったけど!

最後の花火はステージの真うしろから上がってきました

仕掛けは2度目だったので、新鮮な驚きではなかったですが
曲のアレンジとか、リズムの刻み方など、同じ曲でも全然違うものがあり
それだけ、まさやんのオリジナルが幅を受け入れるだけの楽曲なんだなあと
しみじみその凄さに感動しました

まさやん、途中で叫んだり、跳ねたり、ほんとに元気いっぱいだった!
ありがとう!まさやん!!元気をいっぱいもらいました
素敵な時間だった
帰りの時間を気にしてしまったので、ちょっと現地で余韻を楽しめなかったけど
思ったよりもスムーズに三宮に戻れたので(というのは、規制退場で最初だったCブロックだったので)ほっとしました
帰りの電車にもたくさんまさやんに元気と感動をもらった人たちが乗っていました

みんな幸せそうだった

thank you 神戸!

 

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