ライブレポ
 
No.177

荒尾総合文化センター15周年記念
山崎まさよしライブ

’01.10.10(水)荒尾総合文化センター

Special Thanks to りんちゃん


☆チケットGETするまでの軌跡
 この荒尾のライブのことは、本家HPのBBSで知ったものの、ツアー日程には入ってないし
(しかし福岡ライブ後、妙に日程が空いているとは思ったが…)、
なぜまさやんが荒尾に来るのかが謎で、最初はデマかな?と思った。
でも、気になっていたので、実家が荒尾にある友達のきたちゃん
(昨年のYMACに誘ったら、まさやんにはまってしまった)に聞いてもらったら、
荒尾のライブは本当だと判明(きたちゃんのお母さんありがとう!)。
ツアー日程に入っていないので、何か秘密めいたモノを感じ、特別バージョンのライブになるかも?
と考え、これは行くしかないでしょうと、チケットGET作戦開始。

文化センターへ電話で問い合わせると、係のおじさんが親切丁寧に説明してくれた。
文化センターのキャパは約1200人。
今回のライブは学生優先発売(だからチケット代も3500円)で、残りを一般発売するとのこと。
おまけに電話受付なし、GETするには荒尾へ行って、
2カ所のプレイガイドか、ライブ会場の文化センターに並ぶしかない事が判明。
しかも、一般発売予定数は、文化センターが一番多くて、100〜150枚位だろうとのこと。
う〜ん、なかなか厳しいな。
でもどうしても行きたいので、きたちゃんの実家に発売前日からお世話になり、
前日文化センターへ行き、シートで場所をとり(4番目!)、当日朝早く再度文化センターへ向かう。
私たちが行った頃にはもうすでに100人ほど並んでいた。そのことを係の人が気にしてくれて、
予定時間より30分ほど発売時間を早めてくれた(荒尾市の人はいい人達だ〜)。
4番目とはいえ、良い席は学生さん達がしっかりおさえていて、
正面で見るならずっと後ろの方だったので、端っこでもいいから近くで見たいと思い、
16列の端から2番・3番をGET!作戦成功!あとは、ライブ当日を待つのみとなった。 

☆ライブ当日

実は私達、このライブの前に10月7日・8日のZEPP FUKUOKAにも参加して、
ライブハウス2daysを味わい(2日連続スタンディングは大姉組としてはとてもつらかった〜!)、
その余韻を残したまま、ライブ当日を迎えた。
午後から仕事を休み、はりきって荒尾へ。
福岡市内から一般道で約2時間半、高速で約1時間半の距離。行きは一般道で向かう。
きたちゃんの実家へ寄り、ライブの前の腹ごしらえをすませ(再度きたちゃんのお母さんありがとう)、
梨までいただき(荒尾は梨が名産品で今が旬)、準備万端で会場へ。
だんだんドキドキしてきた。きたちゃんは自分の生まれ育った町にまさやんが来ることにとても感動していた。
自分に置き換えてみると、その気持ちがとてもよくわかった。
もしそうなったら、このドキドキくらいではすまない気がする。


17:50会場入り。
客層は明らかに若いっ!そうだよね〜学祭バージョンだもの。
私たちは客の平均年齢をグッと押し上げているんだなあと痛感していた。
18:30 open。キャパが1200人の会場は、小さいおかげで16列でも近く感じる。音響もよさそう。
セットは、席がステージに向かって左端だったのでよく見えなかったが、
おそらくホールバージョンのものだろう。
まだライブハウスバージョンしか経験していないので、はっきりとはわからない
(それに、このときドラムセットが置いてないとは全然気づいていなかった)。
ただ、気になるのは、ステージの後方にスタンドマイクが3本置いてあること。
誰か来るのかな?コーラスでスペシャルゲストでも来るのかな?とちょっぴり期待。

席に着くと、今までのライブとは明らかに違う雰囲気に、
とまどいと期待が交差して少しとまどったが、
ゲンタさんのHPで書いてあったように、周りのノリがどうだではなく、
自分がどうなのかが大事だと思い、学生じゃなくてもいいや、大姉組でもいいや、
今日のライブを楽しむぞ〜!って開き直ることができた。


19:10 start。
まさやん登場!

開場からは歓声が上がるが、黄色い声援とはこのことだ(表現が古すぎ?やっぱり大姉組バレバレ)。
若いっ!なんか雰囲気が違う!どうなるのかな?このライブ。
今まで経験したことがない空気。
Zeppのときは張りつめたものを感じたが、今日は違う。
柔らかい雰囲気が会場をつつんでいる。
まさやんが真ん中で、キタローさんは右側で、それぞれイスに座る。
今日の衣装のパンツがとても細身でピチピチで、イスも少し高かったのか、
「裾が短いけど気にせんように。」とかいいながら、ズボンの裾を下ろそうとしてる。
自分が一番気になっているんだろう。「今日はなんかパッツンパッツンやな〜(意味不明)」とか、
「ここはあまり見ないように」とか言って、股間を指さすし…。何言ってんの、最初から。
「今日はリクエストなんかも受付ますんで」
え〜っ、そんなうれしいことを言ってくれてる〜!もう楽しみだわ〜!

そんなこんなで、まずは「セロリ」ではじまった。
意外〜!ライブが初めての人が多いと予想しての選曲かな?
まさやんのやさしさを感じた。
曲はアコースティックバージョン。なんだか空気がやわらかい。まったりとした雰囲気。
まさやんもZeppの時とは違い、リラックスムード。
ステージに向かって左端だったので、この位置からはゲンタさんが見えないけど、
後から登場するのだろうと呑気に思っていた。
このときは、事情がわからず、あまり気にしていなかった。

次は、「アレルギーの特効薬」〜「WHAT’D I SAY」へ。
OKSTを思い出させる。「Yeah〜!」や「Wo〜!」や
「ナ〜ナナナ〜♪」のレスポンスを導き、会場を盛り上げてる。
ここでも初めての人に入り込みやすいようにしてるんだと思い、まさやんのお兄さんっぷりに感心。
このころから、ゲンタさんは今日は出ないんだなと感じた。
でも、アコースティックバージョンでやるから、ゲンタさんはお休みなんだろう位にしか思っていなかった。

なんか聞こえてきたぞ。インドな感じが。
Zeppと同じ入り方で、「水のない水槽」。
まさやんの声が会場全体に響きわたる。
だが、やはり初めてなお客さんが多いせいか、手拍子がなり続ける。
ここは静かに聴きましょうよ〜って言いたい気分だったけれど、
そうも言えないし…
次の「Passage」でも、手拍子は続き、「あ〜ん、静かに聴きたいのにい〜」、
「まさやんの声を味わいたいのに〜」、と思いながら、ここはグッと我慢。

ここでMC。
「荒尾は梨で有名ですね(そうなんです。荒尾といえば梨なんです)。
梨といえば、家でお母さんが9時過ぎのドラマのヤらしいところになると、
「そうだっ!梨があったわ。」と言いながら台所で梨をむきはじめますよね。
お父さんは新聞なんか広げて。思春期の子はジーッとテレビを見つめて。
何でこんな時、梨なんでしょうかねえ。リンゴやないんよね。
梨がなかったらどうするんやろ。梨がナシ…」うわあ〜こんなオチか?
って私も「さむ〜う」って思ったけど、すかさず「オヤジ〜!」と言われてました。
「家族といえば、よし、長男歌おう。」で次は「長男」。

そして次は「Fat Mama」。
会場ノリノリ〜!いつになく私も踊りまくり!
普段あまり踊らない方なんだけど、
この日の会場の雰囲気に後押しされたように、腰を振る振る〜(笑)。
なんかとっても楽しいぞ〜。
手振りも慣れていない人が多かったので、「ふふ〜ん、こうするのよ〜!」って感じで、
張り切ってやっちゃった〜!周りの学生さん達はさぞびっくりしていたことでしょう。

次は、一番売れた曲でも歌おうかな?といったので、何歌うんだろうと思っていたら、
「実はデビューして6年になりました。この間いろいろ経験しましたね。
こんなにいろんな事やったミュージシャンってほかにいないんとちゃうかな。
映画とか、TVドラマとか、クイズ番組にまで出たし
(そうそう、「奇跡の人」の番宣で、新番組が集まって番組対抗のクイズ特番に出てたよな〜。覚えてる?
イントロクイズでセロリの時、「本物〜!」とか言われながら歌ってたような…)。」ってことで、
「僕はここにいる」。
しっとりときめてくれました。

次は「晴れた日と月曜日に」。
実は「transition」の中で、いちばん好きな曲。NYがよく似合う曲だと思う。
すさんだニュースが多い今日この頃、余計に心にしみた。

「愛のしくみ」。
この曲は割と認知度が高かったみたい。ほんわかムードに拍車がかかる。
「区役所」。
これはぜひ聴きたかった曲。声の伸びがすごくいい。ハープが響きわたる。


「そろそろ踊りたいですか?」と聞いておいて、
右手にあるテーブルにカンペ(たぶん曲順が書いてあったのでは…?)を置いているらしく、
それをアゴに手をあてながらのぞき込み(このしぐさがとてもかわいかった〜)、
「あっ、そうだ!」とジェスチャー(右手がグーで左の手のひらを打つポーズ。
わかるかな?これもかわいかったよ!)をして、思い出したように、「低気圧ボーイ」。
あれれ?ノリのいい曲にいくんじゃなかったのかな?
でも、久々に聴いたこの曲は、とてもいい感じ。

ここでお決まりの「パンを焼く」。
早口言葉はいつもの通り。やっぱりこの曲は盛り上がる。会場の反応もバツグン!
ノリがいいからまさやんも気持ちよさそう。
怒濤のような流れで、「ヤサ男の夢」〜「学園天国」〜「昼休み」へと続く。
このときはもう記憶がなくなるほどノリノリで、息が苦しくなっちゃった。

間髪入れずに「審判の日」。ここで、シスターの格好をした覆面3人組が現れ、会場をあおる。
ステージのスタンドマイクはこのことだったのだ。謎が解けた。
しかし、誰かはわからなかった。
たぶんそのうちの1人はタケシくんだろうと、私は勝手に思っている(違っていたらゴメン)。
まさやんも時折後ろを向いて、3人組の踊りを見ながら歌っていた。
3人組は振り付けもあって、それにあわせて踊ってみたら結構楽しかった。
サビの部分では左端の人が後ろを向くと、なんとお尻が開いてて、丸見え!ちょっとお下品だわ。
♪フウフッフウフッフウッフウッフ〜ウウウ♪のコーラスも最初は声が小さかったけど、
だんだん大きくなっていって一体感が生まれた。これがライブの醍醐味だよね〜!
「ありがと〜」の言葉を残し、ここで本編終了。
Zeppと同じ♪チャチャッチャチャッチャ、やまざきまさよし♪コールが響く。


アンコールでは、「じゃあリクエストを」と言ったところで、
すぐ声が上がったようで、「お家へ帰ろう」。
手拍子がはじまると、まさやんが×出しして、指パッチンのアクションをしたけど、
どうも理解してもらえなかったらしく、手拍子が止まないなか、それでも聴かせてくれた。


最後はあの曲「Plastic Soul」。例の覆面3人組も出てきて、
みんなでコーラス&手振りで大盛り上がり!1人はなぜかネクタイ姿。
荒尾文化センターの職員の人かもしれない。
最後の方はだんだん手がだるくなって片手交代で手振りしてたけど、もう最高に盛り上がった。
メンバー紹介では、キタローさんのことを「中川ゲンタロー」って紹介。

最後は会場に投げキッス。歓声がひときわ大きくなった。
「ありがとう!荒尾サイコー!」この言葉を残し、二人はステージを去っていった。
21:00きっかりに終了。アッという間の2時間だった。




今まで経験したライブの中でも1・2を争うくらいに楽しめたライブだった。
OKSTを思い出させるところあり、でもキタローさんがいるので張りつめたものではなく、
終始ほんわかいいムードのライブだった。まさやんのライブが初めての人や、
学生ばかりのライブということで、ところどころにまさやんの心遣いが感じられた内容で
(選曲やMCの随所に感じられた)、その気持ちが会場全体に広がって、肩の力が抜けた、
いい感じのライブになったのだろう。
通常のツアーとはひと味違った、こんなライブもめったにない、貴重な経験だったと思う。
このライブに参加できて、本当に良かった。そう思う。
きたちゃんときたちゃんのご家族に感謝。
そして、なにより、ゲンタさんが心配なはずなのに、そんな素振りを見せずに楽しいライブをしてくれた、
まさやん&キタロー(中川ゲンタロー)さんに感謝。
ゲンタさんの体調が早く良くなり、またツアーに戻れますよう、祈っています。

初めてのレポで、支離滅裂になっちゃって、うまく伝わるか心配だけど、
あの日の雰囲気を少しでも感じてくれたらうれしいです。

<セットリスト>
 1 セロリ
 2 アレルギーの特効薬〜WHAT’D I SAY
 3 水のない水槽
 4 Passage
 5 長男
 6 Fat Mama
 7 僕はここにいる
 8 晴れた日と月曜日に
 9 愛のしくみ
10 区役所
11 低気圧ボーイ
12 パンを焼く
13 ヤサ男の夢〜学園天国〜昼休み
14 審判の日
※ アンコール
1 お家へ帰ろう
2 Plastic Soul


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