と畜場

ハンガリーの援助で建設された。51%が国のものであり、残りは個人の所有物(株)である。個人には20%もっている会社、10%もっている会社があるが、あとは少しづつであるが、従業員は含まれていない。場内は350人ほどが作業している。作業工程はと殺してから骨付きの状態にして冷凍後、出荷となる。牛、馬は400頭、山羊、羊は2000頭分(現在は処理していない:ロシアからの注文がないため)を処理できる。最大1日に15000トンの肉を処理する能力があるが、処理したことはない。牛、羊、山羊だけでなく時には馬も処理している。社会主義時代は14000トン生産し、その肉はすべてロシアに輸出していた。この4〜5年は羊などの小さい肉をうけつけなくなっているので、現在はすべて牛肉である。
だいたい西側の県から、一般には国内ほとんどの県から家畜の搬入がある。個人搬入がほとんどである。向こうにいってこちらの職員が契約します。契約した家畜が放牧されながら搬入されます。時には列車で運ばれてくることもあるが稀な例である。搬入時期は8〜12月までであり、今年は12月20日くらいであろう。その年の家畜の状態により変化する。
操業時間は9時から5時までであり、内臓は捨てる所はなく、すべて加工する。ここでハムをつくる部署がある。解体作業を行っている人間が所内を清掃するのは別な人がきて行う。
冷蔵している肉は2002年の春に向けて備蓄している。春は家畜がやせるので肉の値段が高騰するので備蓄する予定だ。
現在、日本モンゴル共同出資でダルハンフーズという会社が作られている。馬肉を利用してキャトフードをつくる目的がある。第一試作品をすでに日本に送ってある。3500〜4000頭の馬を用いて、どのように肥育するか、健康状態を調べる施設があり、いいものだけを日本に輸出する計画がある。馬肉は人間用に輸出して、残り肉を利用したキャットフードはここで作成する。
95、96年に日本政府(JICAと思われる)からの援助を受けている。95年は冷蔵施設の一部を改装し、食品30トンを冷蔵している。

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