【 近況報告2 】      赤城高原ホスピタル  


1999/07/26-----2001/12/31の記録(左記期間内の近況報告をこのページに移動しました)


[2001/12/06:NHKテレビのエフェドラ問題特集]
 今朝、NHKテレビの朝の連続ドラマの直前に「合法ドラッグ―とくにエフェドラ問題」特集放送があり、その中で、当院のHPが取り上げられていました。私がこの問題に注目し始めて約2年、「エフェドラ問題」サイトを立ち上げて約1年、やっとメジャーなマスコミがこの問題に注目し始めました。この放送をきっかけに同サイトの文章を見直し、更新しました。


[2001/11/20:大部分のデータを回復]
 水害によって、PCは壊れてしまいましたが、ハードディスクのデータは大部分が生きていることが分かりました。専門業者の助けを得て、苦労はしましたが重要なところは8割方回復できました。 まだまだ問題はあるものの、ほぼ11月9日の状態に復帰できました。寝不足でフラフラですけど、うれしいです。 [教訓] あきらめないこと。


[2001/11/13:壊滅的被害 !!!]
 7日の大失敗の3日後、9日の深夜に、医局(2階)のPC直上の天井から大量の雨漏りがあり、PC、ハードディスク、スキャナー、プリンターの全てがダウンしてしまいました。バックアップも効果なく、10年以上前のワープロ時代から蓄えた全てのデータをなくしてしまいました。わずかに生き延びたのがプロバイダーのメモリー上にあるHPだけです。前回の失敗などとは比較にならない損害です。さすがの私も意気消沈して3、4日放心状態でした。そうは言っても、泣いてばかりもいられませんから、新たにPCなどを買い揃え、今日から再スタートです。この文章は新たに購入したPCで書いています。 11月8日夕刻以前のメールは全て消失しました。重ねてお願いします。私にメールを下さった方、コピーが残っていたら、再送信してください。応援や激励のメールを下さった方、感謝します。 これから数ヵ月間、プリントアウトしてある文章は、スキャナーでPCに取り込み、それ以外の文章は、これから再度ぼつぼつ書き溜めていくことになるでしょう。 [教訓] バックアップはPC本体から離して置いておくこと。HP用のページは多少不十分でもUPしておくこと、工事中(公表前)なら、隠しアドレスでアップしておくこと。


[2001/11/08:大失敗 !!!]
 昨日、Windows 98 の動きが悪くなったので、再インストールをしようとしました。ところが、インストールしようとしたWindows 98 がたまたま机の中にあった他のコンピューターのディスクだったためにトラブルが発生しました。その際にすべてのデータを外付けハードディスクにコピー移動しました。再インストール後、データを復帰しようとしたところ、いろんなデータが紛失していることがわかりました。Safe Mode でコピーしたのが原因(?)のようです。Eメール歴(受信トレイ、送信トレイ)、アドレス、辞書、インターネット使用履歴、お気に入りサイトのすべてがなくなりました。ショックですっかり落ち込んでいます。ご面倒ですが、最近私にメールを下さった方、コピーが残っていたら、再送信してください。おなじみの方、アドレスを教えてくださる方、「こんにちは」だけでも結構ですからメールでご連絡ください。このような状況のため、メールのご返事などで、不始末、ご無礼があることと存じます。ご容赦ください。


[2001/09/26:職員募集]
 当院では、嗜癖問題に関心と情熱を持つ職員を募集中です。医師、看護スタッフは職員募集のページをご覧ください。
緊急募集: 臨床心理士、精神科ソーシャルワーカー、心理職。当院HPをよく見て、関心のある方は事務長に電話(0279-56-8148)でご連絡ください。同時に当HPウェブマスター(院長)宛にメールを入れておいてください(address)。書類審査に合格した応募者に1週間の研修を行い、その結果によって採用を決定します。



[2001/10/29:ユニークな自己紹介]
 毎日、患者さんやご家族から多くのメールをいただきますので、申し訳ないことですが、よほどおなじみの人とか入院記録がある方とかでない限り、簡単な自己紹介と名前を書いてあっても当方には誰だか思い出せない事があります。最近いただいたメールの中で、忘れられないユニークな自己紹介の例。「両親がギャンブル依存の○○です」、「ヤク中で風俗嬢の○○です」


[2001/09/19:good news and bad news]
 例によって、bad news のニュースから。1,2年前の数週間、赤城高原ホスピタルに入院されていた女性が、最近亡くなられたと聞きました。30歳前でした。入院前、自傷行為で腕を切り刻み、出血のためにヘモグロビンが正常値の半分以下になっていました。入院されていた時に、南条あやさん(18歳でなくなった自傷行為癖の少女、南条あやの保護室参照)のことを話し合ったことを思い出しました。死因は不明ですが、体力低下と処方薬乱用の結果かもしれません。南条あやさんと同じような亡くなり方でした。私は「南条さんのようにはなってほしくない」と言ったのですが、効果はありませんでした。

 次に good news。10年以上前、自傷行為+摂食障害+薬物乱用のために、私が治療していた女性(当時10代)がひょっこり診療室に来られました。クリーン(薬物使用なし)11年、過食嘔吐も止めたとのことです。すっかり元気になって、私もうれしくなってしましました。もうひとつ good news。5年前に当院に入院していた摂食障害+不潔恐怖+アルコール乱用の女性から電話がありました。体重50kgが許せるようになって、15年ぶりに生理が始まった。アルバイトしています、とのことでした。30代後半。


[2001/09/15:同時多発テロ事件の余波]
 アメリカの同時多発テロ事件のおかげで、私もやや睡眠不足です。昼間は忙しくてテレビを見る時間がないので、夜ネットサーフしてしまうのです。今日までに、不安を訴えて処方薬の増量を希望した患者さんが3人いました。少ない睡眠時間でもぐっすり眠られる私は健康というべきか。


[2001/09/07:入院中の看護婦さん]
 なぜか最近、看護婦(女性看護師)さんの入院が多くて、先日数えたら、その当日、なんと9名の看護婦さんがホスピタルに入院しておられました。100名余りの入院患者の8−9%、女性患者の4人に1人がナースであったことになります。それぞれの方につながりは無く、別々の紹介ルートです。ほとんどの方が処方薬依存を合併しておられました。看護職のストレス、不規則な勤務時間、処方薬の入手が容易なことなどが関係していると思います。安易に薬やアルコールに頼らないよう、関係者は注意してほしいと思います。模範的な患者さんかどうか、ですって? うーーーん。重症度も療養態度もいろいろですね。


[2001/06/28:ビジターの皆さんに感謝!]
 HPビジターの皆さん。たくさんの感想や激励のメールをいただき、ありがとうございます。

 ただ、残念ながら院長がとても忙しくて、メールによる問い合わせ、ご質問などには、ほとんどお答えできません。HPとEメールは院長が一人で対応しているのです。個別の患者さんのご相談や、当院の診療に関するお問合せは、昼間の時間帯に当院に電話(0279-56-8148)して、ケースワーカーにご相談ください。

 皆さんからいただいたメールは必ず私が目を通し、貴重なご意見やご質問は、HP改訂の際に参考にさせていただいています。


[2001/06/22:大阪の児童殺傷事件]
 大阪の児童殺傷事件に関連して、ずいぶん多くの患者さん方から、ご連絡をいただき、ご心配の声をお聞きしました。
「怖くて外出できなくなった」 「自分の受けた虐待を思い出した」 「ニュースを見るのが怖い」 「あの子供たちも私と同じように苦しむかと思うと、かわいそうでたまらない」 「自分も病気が悪化して狂ってしまうと、他人を傷つけると周りの人に思われるのではないでしょうか」 などなど。

 「人格障害」や「PTSD」など、自分に関連する病名がニュースで流される度に、事件を自分の体験に重ねて不安になる方が多いようです。

 不幸な事件のせいで、心優しい私の患者さん方が、これ以上苦しんだり、偏見の目で見られることがないように祈ります。


[2001/05/21:少女からの礼状]
 十代の少女からホスピタルの職員宛に手紙がきました。

 「スーパーのレジで働いています。社会人デビューです。ホスピタルのみなさんが私にかけてくれた言葉や苦しい時にしてくれたハグの温かさを今でも覚えています。一生忘れません。帰る場所があるって思えるだけで強くなれます。壊れそうになったらホスピタルに行こうって思うだけで何にでもチャレンジできる気がします。自傷もかなり少なくなっています。これからはなるべく焦らず、ゆっくり生きていこうかな、と思っています。またそのうちにお手紙を書きます」

 1―2年前、何度目かの自殺未遂のあと入院しました。ホスピタルでも毎日、「死にたい。死にたい」と言って、病院スタッフをハラハラさせていました。解離症状がバンバン出ていました。面接のたびに新しい自傷の傷痕を発見して、私(院長)もどうなることかと心配しました。

 <お手紙ありがとう。ホスピタル職員の全員があなたを見守っていることを忘れないで!>



[2001/04/21:お遍路さん効果?]

 四国八十八カ所自転車遍路から帰ったばかりのお嬢さん(20代)が、元気なお顔を見せてくれました。「一人で行ったの?」と私が聞くと、「はい、一人ですけど、いろんな方のお世話になって完走できました。感謝感謝の毎日でした」とのこと。3年前、人が怖くてひきこもりをしていた同じ方とはとても信じられません。この仕事をしていて良かった! お話をお聞きするだけで、こんなに幸せな気分になれるのは、「お遍路さん効果」?


[2001/04/05:安克昌先生を悼む]
 阪神淡路大震災の時、神戸大学医学部精神神経科にいて、全国からボランティアで集まった精神科医をコーディネイトし、被災者の心のケアに活躍され、さらにその体験を単行本にまとめられて、PTSDという医学用語を日本の一般社会に広める役割を果たされた安克昌先生が昨年12月2日になくなられていたことを知りました。PTSD研究室-私的資料室(01/04/05確認)

 実は私は、上記の単行本、「心の傷を癒すということ」の書評をある専門雑誌に書いたことがあり、また彼が治療困難なDID(解離性同一性障害)患者を数多く治療されていたことを知っていたので、ずっと身近に感じていました。専門学会でお目にかかった時に、お互いの治療体験についていろいろと話しあったこともあります。誠実なお人柄に触れ、この方面の数少ない治療者として、尊敬申し上げ、また頼りにしていました。ご病気とは露知らず、ご逝去のことも知らず、関西方面のDIDの患者さんやご家族のメールによる治療者紹介のご要望には、つい先月まで、すべて安先生をご紹介していました。


 若くて活動的で、これからも良い仕事をしてくださると信じていたので、残念でなりません。享年39歳と伺いました。謹んで哀悼の意を表します。


[2001/03/27:解離性同一性障害]

 最近DID(解離性同一性障害)関連のお問い合わせや、メールがやたら多いのですが、時間的、能力的、体力的に私ひとりではどうにも対応できず、困っています。近日中(多分、数ヵ月後?)に代表的なご質問をまとめて、新しいページを作るつもりです。

 原因の1つは、当院のHPが、いつのまにか(多分、2000年後半に)、Yahoo JAPAN の「解離性同一性障害」や「多重嗜癖」の項目に取り上げられたためのようです。それはそれでよいのですが、当院の紹介文が「アルコール依存症、薬物乱用、解離性同一性障害等の嗜癖問題を治療」となっていました。「解離性同一性障害」は嗜癖問題に含まれません。本日、訂正を要求しました。ご指摘をいただいたビジターの方、ありがとうございました。


[2001/02/24:good news and bad news]
 まず悪い方のニュースから。22歳から26歳まで、ホスピタルに8回の入院を繰り返していた多重嗜癖の女性がなくなりました。28歳でした。死因は不明(薬物関連らしい)。残念です。謹んでお悔やみ申し上げます。

 次にうれしいニュース。24歳から3年間、当院に何度か入院していた多重嗜癖の女性から電話。弾んだ声で、「せんせーい! 私、うれしいんです。聞いてください。性器出血があって、病気じゃないかと思って婦人科に行ったら、間違いなく生理だって。13年ぶりでーす」
33歳。外来治療も終了して5年になるのに、律儀に時々、現状報告をしてくれます。「仕事ぶりが評価されて昇給した」、「資格をとった」、「父が死んだ」、「元気で変わりない」などなど、1、2分の電話です。赤城のスタッフは応援しています。


[2001/02/23:お疲れです]
 院長は、少し疲れています。HP更新もメールのお返事もさぼり気味です。6年前入院していた「何でも依存」さん(?)から昨日いただいたメール(院長宛お見舞い御礼メールへの返事)を無断で貼り付けて近況報告代り(+ホスピタルの宣伝)にしちゃおうっと。

(以下、何でも依存さんのメール)
 ホスピタルでの生活は、時間と空間が裕福だったと思いますね。懐かしいです....。
 今度、お里帰りしよ〜かなぁ!樋田CWにもとっても逢いたいですう。
 
>当方は、何とか生きています。
>体調はまずまず。
>すごく良いとは言えないけど。

 良かったですぅ〜!まだまだ元気でいてくださいね!!
 今入院中の患者さん、これから入院してくる苦しんでいる人や
 私の様に退院して疲れちゃったら帰ればいいやぁ〜と
 思っている人にとって 「安心できる場所」の顔!!なんですから。
 お身体が健康であることを祈っています。

<何でも依存さん、ありがとう!>


[2000/12/19:医師募集]

 赤城高原ホスピタルでは、常勤または非常勤の医師(精神科医、または内科医)を募集中です。けっこう高給です。ホスピタルはこの方面の治療に関心のある方にとっては、日本で一番刺激的な場所かもしれません。やりがいがあります。納得のいく治療ができます。絶対に退屈しません。問題はやりがいがありすぎること。


[2000/12/17:開院10周年]
 赤城高原ホスピタルは、本日、開院10周年です。開院1年目の1991/11/24に院長が「仲間と共に歩む会」(東村山市)で講演した原稿があります。(ハンドブック アルコール問題を考える本、 川島書店、1992/12刊。p222-231)。これを読むと、現在の当院治療の基本的な考え方は開院時から続く伝統であることがわかります。開放型アルコール症専門施設。リゾートホテルタイプの専門病院。任意入院。家族重視。家族療法と集団療法。自助グループとの協力関係。柔軟な入院期間。ネットワーク。多重嗜癖の若年女性。摂食障害。薬物乱用患者。このような現在のホスピタルの治療を特徴づけるキーワーズは、この原稿の中にすでに含まれています。含まれていないキーワーズは、虐待被害者、トラウマ、解離性障害、ホームページなどです。

 10年前の開院時と比べて、変ったところは、「札付きトラブル患者」、「赤字基調」、「関係者の無理解」、「不慣れな看護スタッフ」などでしょうか。札付きトラブル患者の一部は回復されましたが、治療上のアドバイスや指示に従われなかったトラブル患者のほとんどの方は残念ながら死亡されました。ホスピタルの赤字基調は開院以来6年も続き、「赤字高原ホスピタル」と呼ばれていましたが、努力の甲斐あって最近4年間はようやく黒字基調になりました。部外関係者との関係改善、看護スタッフの能力の向上は特筆すべき変化です。しかしその変化には時間がかかりました。ホスピタルが開院当初からの理想を失わず、今日を迎えられたのは、多くの方の努力とご協力のおかげです。あらためて感謝し、お礼を申し上げる次第です。


[2000/12/14:多重嗜癖の若年女性、院長はバーンアウトしそう]
 多重嗜癖の若い女性の入院がやたら増えてきました。半数以上が自傷行為か自殺未遂があり、また、過半数が性虐待被害者です。解離症状がある人も少なくありません。中には、大学病院や公的病院、大病院など、当院よりも医者や治療スタッフがはるかに充実している施設で治療中だったり、治療からドロップアウトした直後だったり、そういうところで治療を断られたりした方がいます。大学病院や大病院からの正式の紹介状をお持ちになる方もいます。本来は、こちらから大病院に治療をお願いしたいような重症の方ばかりです。異常な事態だと思います。

 「もう無理です」とお断りすればよいのだけど、病歴や治療歴をお聞きしてしまうと気の毒になって、ついつい治療を引受けてしまうのです(看護の方々、ごめんなさい)。これって、もうほとんど院長の病気。でも、そろそろ限界です。バーンアウトしないように気をつけなければ。


 ところが、こんなに苦労して入院したのに、数日から2週間くらいで自己退院される方が多いのも現実です。当院のケア能力に限界があり、一方で入院される方々は、不安が強く、人を信頼する能力を欠いていることが多いのです。だからスタッフはますます忙しくなります。

 このような状況ですので、治療をお断りした方、当院治療からドロップアウトされた方、何かの行き違いで傷ついたり、不満を持って退院された方、本当にごめんなさい。


[2000/11/09:9年前の解離性障害]
 9年前に当院に入院していたACOA+摂食障害の方からメールをいただきました。

「竹村先生、お元気ですか? 以前赤城でお世話になった○○です。
ホームページを見て、懐かしくてメールを送りました。(中略)

先生は、当時、私が性虐待を受けていたことに気づいていましたか?
私は子供時代から長期に性虐待を受けていて、解離性障害でした。(後略)


 彼女が入院していた1991年頃、私たちは、まだ、摂食障害とトラウマに関する知識と経験が不十分で、解離性障害という概念すら明確ではありませんでした。この方の性虐待には、全く気づいていませんでした。多分、病歴聴取の中で聞くこともなかったと思います。現在では考えられないことです。申し訳なく思います。

 彼女のこのメールで、私たちは、当院のこの十年間の歩みを思い起こしました。日本では、1990年代になってから、急速にトラウマへの関心が高まり、情報も増えてきました。治療経験に関しては、患者さん方が私たちにいろいろなことを教えてくださったのです。失敗や反省を重ねながら私たちの治療経験は豊富になってきました。患者さん方に感謝です。(追加:2001年の年賀状をいただきました。お元気そうでした)


[2000/10/30:インターフェロン、うつ状態]
 週に3回、天然型インターフェロン・アルファ注射中です。疲れやすく、軽うつ状態です。どうでもいいような些細なことが次々に気になり、気分が晴れません。今回は体重は一向に減りません。最悪!


[2000/09/09]
 退院しました! 4週間の予定で入院しましたが、予想以上に体調がいいので、早めに退院させていただきました。去年の治療より副作用がきついと聞いていたので不思議です。もちろん仕事復帰もOKです。ご心配をかけました。ただし予定通りまだ注射も続くので、あまりがんばり過ぎないように、ボツボツ行くつもりです。入院中は、インターネットはつなげませんでしたが、PCを持ち込んで、HPをいじったりしていましたので、あちこち少しずつ更新されています。


[2000/08/18]
 先日ご報告のとおり、院長は8月21日からインターフェロン治療再開です。入院中は、サイトの更新はもちろんできませんし、メールも見られません。診療関係でのご相談は昼間の時間帯にホスピタルのケースワーカーに直接電話(0279-56-8148)してください。今回はインターフェロン・ベータで去年のより副作用がきついのだそうです。


[2000/08/03]
 8月25日(金曜日)22:00-22:40にNHK教育テレビで、「もう やせたくない ==拒食症との闘い==」というドキュメント番組があります。イギリスBBCの "FAT FILES : LIVING ON AIR" を再編集、翻訳したものです。依頼により筆者も翻訳点検と医学監修のお手伝いをさせていただきました。摂食障害の最新の生物学的研究の紹介と解説があります。これを機会にこの方面の勉強をしたので、時間があれば新しいページで解説記事をアップします。インターネットでBBC放送の英文スクリプト( http://www.bbc.co.uk/horizon/fat3trans.shtml )を見つけたので、英語の達者な方は予習をしてみたらいかが?


[2000/08/01]
 新しいPC(NEC La Vie C)にデータを移したり、何やかややっているとついつい夜更かししてしまい、寝不足です。


[2000/07/27]
 7月19日にPCが故障して、どうにも良くならず、終に修理に出しました。仕方がないので新しいノートパソコンを買いました。この文章はその新しいPCで書いています。まだ扱いに慣れないので四苦八苦です。7/19-7/27の間にメールをいただいた方、お返事を差し上げられませんでした。


[2000/07/17]
 去年完全に退治したと思っていたC型肝炎ウィルスが生き残っていて、院長は8月21日から再入院することになりました。ショック!! 再度インターフェロン治療に挑戦です。


[2000/06/19]
 当院のHPを見た方で、解離性同一性障害(多重人格)、またはその周辺の精神障害のご本人、ご家族からのメールや電話でのご相談をたくさんいただいています。入院ご希望の方の受診もたくさんあります。申訳ありませんが、今のところ私は手一杯で、ご希望に添えそうにありません。多忙のため、個別のご相談にも充分お答えできません。

 受診された方は通常の診療をしていますが、アルコール症合併また酒害者家族の方でも重症の方の当院への入院は今すぐには困難です。という訳で、とくに入院希望の方が病院と治療者を捜しておられます。どなたか、患者さんまたはご家族の方で、良い治療者をご存じの方はおられませんでしょうか。情報をお持ちの方はメールをいただけるとうれしいのですが。



[2000/06/12]
 「お前のHPはIE専用か?NNでみたらわけが訳がわからんぞ」というビジターからのご指摘(実際には、もっと丁寧な口調のメール)があり、NNで見てみるとホント、めちゃくちゃでした。特に、サイトマップはNNでは全然見られませんでした。ホームページビルダーで作っているのですが、IEとNNとの両方を満足させるページデザインというのは、結構難しいですね。まあ、少しずつ直してゆきたいと思います。ご指摘くださったビジター様、ありがとうございました。その他、HPについて(とくに誤字脱字など)何かご意見やご質問のある方、メールをいただけるとうれしいです。個別の治療上のご相談には、多くの場合、メールでは応じられないと思いますが、必ず目は通しています。HPの内容に反映させてゆきたいと思います。返事が必要なら、昼間の診療時間内に当院ケースワーカーに電話(0279-56-8148)してみてください。


[2000/06/08]
 最近、多くの患者さんやご家族から近況報告のメールをいただきます。本当に申し訳ないことですが、お名前だけからでは、どういう方だったか思い出せません。できればいつ頃受診または入院された方で、どういう問題の方だったか、特徴を具体的に書いてください。私の物忘れがひどくなったのか、時には、1週間前の方でも、分かりません。カルテを取り寄せて見ればいいのですが、忙しくてそれもかないません。外苑神経科で診た人だとカルテの照合も不可能です。「両親がギャンブル依存の〇〇です」、「もと大阪のSMの女王の〇〇です」というメールはすぐに思い出せましたけど、「アルコール薬物乱用、摂食障害プラス手首切り」では、対象者が数百人もいて、分かりません。一方でプライバシーの問題もあるのでどうしたら良いか難しいですね。


[2000/06/06]
 毎週、月曜日の深夜から火曜日の朝にかけて、テレビの「永遠の仔」を見てフラッシュバックを起こしたという患者さんやそれを見たご家族から当院の深夜勤のナースに電話が入り、外来患者さんからも、ドラマを見ているうちにパニックになってしまったという報告を聞きます。このドラマの主要な登場人物が虐待のサバイバーなので、自分の被虐待体験を重ね合わせて苦しくなってしまうのです。


[2000/05/30]
 約10日間、つながらなくなっていたインターネットが復帰しました。まだPCの機能の一部が不調です。


[2000/05/11]
 5月9日、群馬県太田市浜町の福祉会館で太田保護区更生保護婦人会総会があり、「青少年の薬物乱用問題の背景」をテーマに講演。同時に、2人の回復者に体験談を話していただきました。熱心な聴衆の方々の真剣な表情に心をうたれました。この講演については、5月11日の上毛新聞に写真と記事が紹介されています。


[2000/04/20]
 最近、マスコミ報道やこのHPによって、赤城高原ホスピタルを知ったという方の受診、電話の問い合わせ、Eメールが急激に増えてきました。HPについて言えば、トップページのカウント以上の方が、個別のページを見て下さっているようです。Eメールのお返事は院長がひとりで対応していますが、院長がとても忙しくて、すべてのEメールに目をとおすだけで精一杯になってきました。ホスピタルに関するご質問や、診療上のお問い合わせは、昼間の時間帯(10:00-16:00)に当院のケースワーカー宛てにお電話してください。申し訳ありません。HPビジターの皆様のご意見やご質問は歓迎していますが、ほとんどのメールに個別のお返事がさしあげられません。ご質問やご意見を参考にして、HPの更新を続けて行きたいと思います。


[2000/02/29]
 約10年前、薬物乱用と自傷行為、自殺未遂で2年間あまり、私をはらはらさせてくれた方の結婚式に先日出席しました。元気そうなお姿を見て、私も幸せな気分になりました。


[2000/02/14]
 当院HPの中の「赤城高原ホスピタル体験記」を書いてくれたYさんが、先日、久しぶりに外来に来られました。体験記ではごますり気味(?)の記事を書いてくれたので、バランスをとって、正直に現状を書いてほしいとお願いしたら、これまた、ハイハイと書いてくれました。Yさんの現状、以下のとおり。何とか回復の方向に歩み出してほしいのですが、こればかりは本人にしか決められません。


「実は、頭痛薬を院内に持込んでいるのを見つけられ、12月に強制退院になりました。今は泥沼の中を這いまわっている状態です。いざ一人暮らしをしてみると、諸々のアディクションにはまりっぱなし、退院したらあれもこれもと思っていたことの何一つ満足にはできません。入院中にアディクションは進行性の病気だと教えられたことを思い出しています。今は、何とかこの事態を切り抜けられるか、再入院をお願いするか、それとも死んでしまおうかな、と3つの選択肢が頭の中をぐるぐる回っています」  (2000年2月、Yさん)


[2000/02/08]

 最近1−2カ月、覚醒剤、シンナー、処方薬乱用、依存の相談や外来入院患者が急増中です。


[2000/01/25]
 当院HP、アルコール症の中の「イネイブラー、依存症維持システム」に登場する K.さんのモデルの一人、TKさんが、お母さまとご一緒に、ひょっこり病院に来られました。テレビ放送で院長を見て、急に会いたくなったからということです。7年間断酒中、仕事も6年間継続中、甥や姪に「やさしい叔父さん」と慕われているということでした。昔の仲間が入院しているのではないかと思って病棟に行ってみましたが、一人もいませんでした。彼と同じころ治療していた仲間は、もうすでに回復して社会復帰しているか、または死んでしまったか、行方不明です。


[2000/01/12]

 ついにインターフェロン治療が終わりました。体力はまだまだですが、気力は徐々に回復中です。


[1999/12/13]

 インターフェロン治療はあと1カ月で終了です。体重は最大時より11KG減。疲れます。


[1999/11/15]
 先日、薬物乱用、摂食障害、自傷行為、その他、何でも依存のTさんが、お母様とご挨拶に来られました。9年間クリーン(薬物使用なし)だって。すごい!

 私のインターフェロン治療は、後2カ月で終了です。
私の治療が苦しいと言っても、せいぜい6カ月。Tさんの元気そうなお顔を見て、私も元気が出ました。


[1999/9/28]
 インターフェロン治療開始以来、2カ月を過ぎました。食欲低下などは少しだけ軽くなったようです。注射(週3回)の後、20時間くらいがつらいようです。体重は最大時より8KG減、これだけが良いことかな。体力よりも気力が落ち込んでいるようで、ちょっとうつぎみです。あと、抜け毛が多くて、おつむが少し薄くなったかな。治療は来年1月まで続きます。

 最近、Eメールの問い合わせが増えていますが、上記のような事情でお返事できないことがあります。お許しください。治療に関することなら、昼間の時間帯に電話して、当院の精神科ソーシャルワーカーにお聞きください。


[1999/8/26]

 インターフェロン(IFN)治療の開始後、1カ月を過ぎました。まだ1週間に3回のIFN注射中で、これが後5カ月続きます。いつになったらインターフェロンに慣れるのか、・・・・。 一応病院に勤務はしていますが、 青息吐息の状態です。E−ルのお返事などもほとんどできません。


[1999/8/16]
 お盆の休みから帰りました。仕事復帰というところですが、実際は、普段の半分量の仕事もできません。インターフェロン治療の副作用でものすごく疲れ易いのです。1日に10時間くらい寝ているのに疲れがとれません。元来私は消化器系が丈夫で、風邪をひいても食欲は変わらず運動しないために体重が増える人間でしたが、さすがにこのところは食欲不振で、四六時中吐き気があり、ため息ばかりついています。体重も4KG減少しました(こちらの方はまだまだ充分に余裕がありますが)。ほとんどの患者さんが私より元気そうで、面接のときも、患者さんに「いかがですか。無理をなさらないでくださいね」、「お大事に」などと言われています。皆さんありがとう。外苑神経科も8月20日(金)には1カ月ぶりに出勤します。こんな体調なので、あちこちにご迷惑をかけてごめんなさい。お許しください。


[1999/8/11]
 8月9日に無事退院しました。ただ、まだ半年間はインターフェロン治療が続く予定です。しばらくは体調不良の状態が続きそうです。HPの改訂やメールのお返事が遅れています。お返事できないこともあります。あしからず。なお、肝炎の治療そのものは順調で、HCV-RNAは、既に陰性化(検出されず)、肝機能も正常値にもどりました。しかし倦怠感、微熱、食欲低下、口内炎、冷汗などが続いており、フラフラです。

 5、6年前にシンナー漬けでのたうちまわっていたRちゃんが、久しぶりに来院。仕事も順調で、すっかり社会人です。素っぴんなのに美人になってまぶしい気がしました。


[1999/7/26]

 先日のMYさん(私の似顔絵を描いてくれた21歳の女性患者さん)の急死で、病院職員一同はとても落ちこんでいます。

 実は私は本日からしばらく(2−3週間)、C型肝炎のインターフェロン治療のために入院することになりました。退院してもしばらくは体調不良の状態が続くかもしれません。30年ぶりの入院で、ちょっと不安です。その間、メールのお返事もできないと思いますがあしからず。 


ご連絡はこちらへどうぞ ⇒ address
または、昼間の時間帯に、当院PSW(精神科ソーシャルワーカー)にお電話してください ⇒ TEL:0279-56-8148

AKH 文責:竹村道夫(04/08/13) 


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