・・・植物の姿を観る(冬編)・・・
冬季間の植物を見ても「おもしろくない」と言われがちですが、よく観ると他の季節ではわからなかった部分があったり、違った視点で見ることが出来たりと、結構楽しませてくれます。
思いついた野外観察のポイントを書きました。(上の写真を見ながら読んで下さい。)
夏、緑に隠れていた枝の張り具合がよくわかります。@の木などはかなり特徴的に幹を取り巻くように枝がでています。また、葉のあるうちは一体に見えた木立が別種の木で構成されていたことがハッキリします。
@の木も、Bの木もAの木の側の枝が枯れて、逃げているようです。おそらくAの生長が両者に比べて早いか、Aそのものが日影に強い性質をもっているためでしょう。
B(矢印部分)は木の葉が枯れてもまだ木についています。Aは丸坊主です。@は誰がどう見ても「常緑」です。
花や葉などの目立つ部分(情報)が少ないので、普段は見ない樹皮などに目がいきます。逆にそれが新鮮だったりします。
以下樹皮の様子です。
@ アカマツ A ミズキ B コナラ
上段の全景写真の各樹木そのものに近寄って撮ったのですが、これほど変化がハッキリでるとは私自身、驚きです。同じ種でも樹齢で様子が変わってくるので、見ていて飽きがきません。
5.冬芽をみる
その小さな器官に寒さや乾燥に対応した工夫や種の特徴があらわれています。今度は接写して比べてみようかなとも考えています。
植物の姿を見る(冬編)・・・その2
冬によく見られる植物の形(生活型)にロゼット型(偽ロゼット、半ロゼットを含む)というものがあります。上からのぞき込んだときにバラの花模様に見えるのでついた名称で植物がその場やその時期をより効果的に生き抜くために都合の良い手段が形になってあらわれています。親戚でもない植物どうしが何故似かよった形で冬越しをするのでしょう。この姿にどんな意味が隠されているのでしょう。不思議です。
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@ A B
(画像が悪くて申し訳ありません・・・)(H9.11.30,家の前の畑にて。)
画像@:向かって左、オニタビラコ。 右、ハルジョオン。
A: 〃 、アレチマツヨイグサ。 〃、セイヨウタンポポ。その他諸々。
B: 〃 、コウゾリナ 〃、スイバ。
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